ミラノ万博5/1開幕 日本館は「和食」を世界にアピール
「食」をテーマにした国際博覧会(万博)が5月1日、イタリア北部ミラノ郊外で開幕する。イタリアは10月31日までの半年間の期間中にに約2500万人の来場者を見込んでいる。日本は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された和食を売り込み、農産物の輸出拡大や観光客の誘致を目指す。
イタリアが加盟する欧州連合(EU)は従来の規定で、日本の農水産物・畜産物の一部の輸入を規制しているが、「かつお節」や「ふぐ」などが特例措置として持ち込めることになった。
万博には約150カ国・機関が参加。独自の展示館を設置する54ヵ国中、日本館は敷地面積約4170平方㍍で最大規模だ。「共存する多様性」をテーマに、ハイテク技術を駆使した映像や体験型展示で、日本の農林水産業と和食文化を世界に発信する。