ゆず加工品でアジア市場開拓 栃木の万葉柚子協議会

ゆず加工品でアジア市場開拓 栃木の万葉柚子協議会

農業生産者や食品メーカーなどでつくる万葉柚子(ゆず)協議会は、栃木県産のゆずを原料とした加工食品の輸出を始めた。8月からゆずタルトやゆずコショウなど4品目を香港に出荷し始めており、年内にもシンガポールやタイに輸出する。ゆずは栃木県の特産品で、輸出を通じて「万葉柚子」のブランドを高め、販路を拡大する。
万葉柚子協議会は栃木県内のゆずの生産農家や東京フード(佐野市)、青源味噌(宇都宮市)といった中小食品メーカーなど計43会員で構成している。県内の樹齢30年以上の完熟した木から収穫したゆずだけを「万葉柚子」と名付けてブランド化し、万葉柚子を使った加工食品の開発も手掛ける。これまでにギョーザやゼリーなど22品目を商品化している。