ワタミ 介護事業売却益130億円 3期ぶりに黒字転換
ワタミは12月に予定する介護事業の売却で、2016年3月期に約130億円の売却益を計上する見通しだ。連結最終損益は140億円程度の黒字と3期ぶりに黒字に転換する。
同社は10月2日、介護事業(ワタミの介護)を、損保ジャパン日本興亜ホールディングスに210億円で売却すると発表。財務悪化にひとまず歯止めがかかり、主要取引銀行による融資も継続される見込み。今後は居酒屋など主力の外食事業に経営資源を集中し、再建を目指す。なお、ワタミは老人ホームへの介護職の提供などで損保ジャパン側と合意。介護分野への関与を続ける。