キッツ 16年度に魚養殖プラントを事業化

キッツ 16年度に魚養殖プラントを事業化

キッツ(千葉市美浜区)は、2016年度に魚養殖プラントの事業化に乗り出す。工業用バルブや流体制御機器で培った水浄化技術を活用。閉鎖循環型の陸上養殖システムを市場投入する。
同システムは天候を問わない安定生産などが可能。同社はEPC(設計・調達・建設)から運営、コンサルティングまで一貫したエンジニアリングサービスを武器に市場開拓する。同事業で早期に売上高20億円を目指す。
キッツは2012年6月からグループの水関連技術が製品・サービスを結集させ、水の循環技術などを開発してきた。ここで得た知見をもとに、陸上の工場などで魚を養殖する閉鎖型システムを独自に完成させた。
13年には実証実験としてタイで稚エビ、日本でヒラメの要職を開始。15年3月から茅野工場(長野県茅野市)内に養殖プラントを整備し、マダイを養殖している。