「法定協議会」と「府市大都市局」廃止を可決 市議会
大阪市議会は6月5日の委員会で、住民投票で否決された「大阪都構想」の制度設計を担った法定協議会と、事務局の大阪府市大都市局を廃止する議案を全会一致で可決した。6月10日の本会議でも可決されリ見通し。また、大都市局の事実上の後継組織となる「府市連携局」を設置する議案については、野党側が難色を示し採決が見送られた。
富田林市で小学生らが「奇跡の復興米」田植え
大阪府富田林市で6月4日、被災がれきの中で実っているのが見つかった「奇跡の復興米」の田植えがはじまった。梅雨晴れの中、富田林市立喜志小学校の5年生80人が、同市喜志町の水田に苗付けした。
この復興米は、東日本大震災7カ月後の2011年10月、岩手県大槌町の菊池妙さん(74)が自宅跡、がれきの中で実っていた3株の稲穂から始まった。この稲穂を岩手県のNPO法人「遠野まごころネット」が育て、2014年秋に約12㌧を収穫。「大槌復興米」として販売されている。
富田林市が大槌町を復興支援していたことから、昨年種もみ1㌔が同市の市民団体に寄贈され、約150㌔を収穫した。今年はそのうち40㌔を種もみとし、市内の小学5年生約1000人がバケツで栽培。千早赤阪村の棚田などでもこの復興米の田植えが行われる。