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「改革加速し、大阪発展へ具体策を」関西財界が注文

「改革加速し、大阪発展へ具体策を」関西財界が注文

住民投票での「大阪都構想」否決を受け、大阪商工会議所、関西経済同友会など関西財界は5月17日、コメントを発表した。大阪商工会議所の佐藤茂雄会頭は「大阪の統治機構については、現状維持との市民の判断が下された。賛成派、反対派がノーサイドで結束し、大阪の成長戦略に取り組むとともに、必要な改革は加速させていかなければならない」とのコメントを出した。「新生『大大阪』の発展に向け、ビジョンと政策を行政、市民、経済界が共有し、全員参加で具体策を力強く推進することが重要」として協力を表明した。
関西経済同友会の村尾和俊代表幹事は「大阪府市が抱える諸問題への対処として、特別区の設置という方策を採らないとの民意が示された。今後こうした民意を踏まえたうえで、課題解決に向けた行政運営が行われなければならない」との声明を出した。また、「大阪の成長戦略の推進と関西全体の活性化をけん引する大阪の将来像を明確に描くことが重要であり、今回の選択が次世代の成長に資するものとなるよう取り組んでいただきたい」と求めた。

クルーズ船で活性化を 東横堀川に初の船着場

クルーズ船で活性化を 東横堀川に初の船着場

大阪中心部を流れる東横堀川に「本町橋船着場」が完成し5月16日、現地で開設記念式典が開かれた。東横堀川としては初めての船着場。
水の都といわれる大阪中心部では、川を巡る定期クルーズ船が人気を集めているが、これまで東横堀川には船着場がなかった。そこで、大阪商工会議所が大阪市に設置を要望。市が建設した。市営地下鉄堺筋本町駅の近くで、オフィスビルや飲食店が建ち並ぶ一角。小型船を停泊させることで、周辺の活性化に期待がかかっている。
本町橋は大正2年に完成。大商の佐藤会頭は「大阪の歴史文化を発掘し、古いものをよみがえらせることが課題だった。大阪最古の現役橋『本町橋』の横に設置された船着場は、いい先行事例になったと思う」と話している。

堺市・ファインフーズ 調味料工場の能力増強

堺市・ファインフーズ 調味料工場の能力増強

天然調味料・香辛料メーカーのファインフーズ(堺市)は8月をめどに、堺浜工場(MINATOファクトリー)の生産能力を約2割増強する。投資額は1億5000万円。現在6ラインある設備を9ラインに増やし、月産能力を約30㌧引き上げる。新しいラインでは独自製法の「直火(じかび)調味料」を中心に製造する。肉や魚介類を直火釜で高温加熱してうま味を抽出し、食欲をそそる香りを添加したのが特徴。増産に伴い、初年度は約2億円の売り上げ増を見込む。

コメ減産幅上乗せ 16都道県が達成

コメ減産幅上乗せ 16都道県が達成 農水省

農林水産省は5月15日、2015年産米の生産調整(減反)の取り組み状況を公表した。通常の「生産数量目標」に加え、減反強化に向け減産幅を上乗せした「参考値」を新たに設定している。今回調査では16都道県で参考値の達成が見込めるとしたが、16府県では生産数量目標を上回った。

豊能町で田植え体験 60人が泥んこで汗

豊能町で田植え体験 60人が泥んこで汗

楽しみながら農業の大切さを学ぶイベント「田んぼでお米づくり体験」が5月16日、豊能町高山の遊休農地を活用した体験型農園「悠遊ファーム」で行われた。この体験イベントには大阪市はじめ、北摂地域、兵庫県西宮市などから、約60人の家族連れが田植え作業に汗を流した。17日も行われる。同農園は農機・建機メーカーのヤンマー(大阪市北区)が、遊休農地の再利用を促進する府や豊能町と連携して整備、2012年に開園した。

都構想 住民投票で否決 1万票差 橋下氏「政界引退」

都構想 住民投票で否決 1万票差 橋下氏「政界引退」

大阪市を廃止し、5つの特別区に分割・再編する「大阪都構想」の賛否を問う住民投票は5月17日、投開票された。反対が70万5585票で、賛成の69万4844票をわずかに上回り、都構想は否決された。これにより、廃止されるかどうかで揺れた大阪市は存続することになった。紆余曲折を経て直接民主制である住民投票にまでこぎつけたが、最後の舞台で敗北した。
これを受け、5年がかりで都構想を推進してきた橋下徹大阪市長(45)は記者会見で「市長の任期まではやるが、それ以降は政治家はやらない」と述べ、12月の任期満了で政界を引退する考えを表明した。住民投票の投票率は66.83%だった。

一層の普及へ 高槻の精神障害者のフットサル関係者

一層の普及へ 高槻の精神障害者のフットサル関係者

全国に広がりをみせる精神障害者のフットサル。最初のチームは2006年、大阪府高槻市に発足した。それが「YARIMASSE大阪」だ。同チームは昨年、24チームが参加した全国大会で3位に食い込んだ。ただこのフットサル、競技人口は増えているが、全国障害者スポーツ大会の正式種目にはなっていない。YARIMASSE大阪のスタッフ、関係者らは競技人口や大会運営スタッフなど地盤充実に向け、一層の普及を目指している。

日本酒「獺祭」生産3倍に 旭酒造が新工場

日本酒「獺祭」生産3倍に 旭酒造が新工場

人気で品薄が指摘されている日本酒「獺祭(だっさい)」を生産する旭酒造(山口県岩国市)は、新設した本社工場で大規模な増産を始める。醸造タンクを300本備え、年間生産能力を従来の約3倍にあたる500万本(1.8㍑瓶換算)に引き上げる。国内における品薄を解消するほか、輸出にも力を入れる。新本社工場は12階建てで、建設費は約30億円。5月中に順次稼働する。

メロン 茨城産卸価格2割高 4月の日照不足が影響

メロン 茨城産卸価格2割高 4月の日照不足が影響

旬を迎えたメロンの卸価格が高い。東京・大田市場では茨城産のアンデスメロンの卸価格(相対取引・中値)が5㌔3100円前後と、前年の同じ時期に比べて2割強上昇している。
メロンは生育に時間がかかるため、4月の低温や日照不足の影響で5月の出荷が減っている。いまは産地が熊本から茨城に切り替わる時期にあたる。茨城では農家の高齢化や他の作物への転作に伴い、JA全農茨城ではメロンの作付面積が前年比5%減ったとしている。
5月中は高値が続くとみられている。都内の小売店では茨城産アンデスメロンは1玉480円と前年よりやや高い。

あべのハルカス来場者 予想より半年早く300万人突破

あべのハルカス来場者 予想より半年早く300万人突破

高さ300㍍と日本一高い「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)の展望台「ハルカス300」の来場者が5月16日午前、300万人を突破した。2014年3月7日のオープン当初は15年末の達成を見込んでいたが、大阪の新名所として国内外から多くの観光客を集め、予想より半年早い1年2カ月余りで達成した。
300万人目は、家族6人と訪れた堺市の会社員、上松弘幸さん(37)。上松さんには展望台に何度でも無料で上れる特別パスなどが贈られた。展望台は最上階層(58~60階)にあり、天気が良ければ京都や六甲山まで一望できる。