お好み焼き「ぼてぢゅう」の東京フード フィリピン進出
お好み焼き「ぼてぢゅう」を展開する東京フード(東京都渋谷区)はフィリピンに進出する。このほどフィリピンのエンタテインメント企業とフランチャイズチェーン(FC)契約を結んだ。2015年度内にマニラ市の商業施設に旗艦店を開き、5年で30店の展開を目指す。ベトナムなどへの進出も計画しており、東南アジア市場を広く開拓する。
福岡のCTC-LANKA 手軽な備蓄コメ缶を海外販売
備蓄用コメ缶を製造するCTC-LANKA(シーティーシーランカ、福岡県久留米市)は、海外販売を始める。3月中にも中東諸国に輸出し、東南アジア諸国へも販売拡大を目指す。熱湯を注ぐだけで食べられる手軽さが好評で、海外でも受け入れられると判断した。海外展開に備え、約1500万円を投じ、生産能力を3倍に増強した。
同社は福岡県八女市の自社工場で白米の缶詰「レスキュー米」(容量100㌘)などを製造している。熱湯などを注ぐと炊きたての状態を復元できる。イスラムの戒律に沿ったハラル認証を受けたドライカレー味の「スパイスライス」も手掛けている。まずハラル認証製品をイスラム教徒の多いドバイ向けに出荷する。販売地域は他の中東諸国や東南アジアにも順次広げ、現地富裕層の需要を担う。販路は商業施設などに店を構え、こだわりの商品を扱うセレクトショップを想定している。
訪日外国人へ「大阪レストランウィーク」アピール
大阪市内のレストラン計87店舗が地場食材を使った大阪の味を提供する「食の都・大阪レストランウィーク2015」が始まった。これは急増している訪日外国人に向けて、さらに「食い倒れのまち・大阪」をアピールしようというもので、5回目の今年は初めて英語併記のパンフレットを作製し、顧客の取り込みを図る。
パンフレットには、参加している店名やメニュー、予約が必要かなどが英語で記されている。プロ料理人・パティシエ対象のコンテスト「食の都・大阪グランプリ」で優勝・入賞したもので、大阪産の食材を使った和・洋・中華、デザートなど計43種が、考案した料理人のいるそれぞれの店で味わえる。
レストランウィークは大阪商工会議所や大阪府・市で構成する「『食の都・大阪』推進会議」主催で、3月15日まで。
近畿大と大阪府が都市インフラ整備で包括連携協定
近畿大学と大阪府は、都市整備政策に関する包括連携協定を結んだ。理工学部の社会環境工学科といった土木系学科が中心となり、道路や下水道などの都市インフラについて府の都市整備部と共同で、研究活動や研修を実施する。近畿大が持つ土木技術の研究ノウハウを活用して、大阪府は都市インフラの管理・保守に役立てる方針だ。連携は大阪府が打ち出している地域の特性を生かしたインフラの維持・管理に向けた取り組み「地域維持管理連携プラットフォーム」の一環。府は2014年11月、大阪市立大学大学院工学研究所と大阪府南部の泉北・泉南エリアのインフラに関して包括連携協定を結んでいる。