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近畿2カ月ぶり貿易赤字 LNGの輸入増加響く

近畿2カ月ぶり貿易赤字  LNGの輸入増加響く

大阪税関が2月19日発表した近畿2府4県の1月の貿易概況によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支(速報値)は756億円の赤字だった赤字は2カ月ぶり。発電などに使う液化天然ガス(LNG)の輸入増加が響いた。輸入額は前年同月比10.9%源の1兆3803億円。原油などは価格下落の影響で輸入額が大幅に減少したが、パプアニューギニアやナイジェリアからのLNGは増加した。輸出額が19.9%増の1兆3047億円で、中国やシンガポール向けスマートフォン向けメモリーや、中国向け液晶部品が1月として過去最高を更新した。

機械企業 制御技術駆使 陸上の魚養殖システム事業に参入

機械企業 制御技術駆使 陸上の魚養殖システム事業に参入

機械関連メーカーが相次いで魚養殖システムの事業化に乗り出す。シンフォニアテクノロジー、JFEエンジニアリングはプラントや社会インフラ機器開発で培った高度な制御技術を活用、閉鎖型・循環式陸上養殖システムを開発した。水槽の水を濾過システムで浄化し、繰り返し利用する養殖方式。したがって、魚の養殖事業とはいえ、用地は海洋に近い場所でなくても、町中でも山間部でも構わないわけだ。

ヤンマーは独自の陸上二枚貝種苗生産技術を活用したアサリやカキの養殖支援事業を展開しているほか、フジキン(大阪市北区、東京都千代田区)がチョウザメの完全養殖を手掛ける。キッツ(千葉市美浜区)も16年度をめどに魚介類の陸上養殖事業に参入する。

輸入の白身魚の卸値 軒並み上昇 銀ダラ4割高

輸入の白身魚の卸値 軒並み上昇  銀ダラ4割高

銀ダラやメロ、カラスガレイなど輸入の白身魚が過去最高値を付けている。銀ダラの国内卸値は1㌔当たり2000円程度と前年同期比4割高。為替の円安に加え、近年はアジア各国の引き合いが強い。他の魚も前年同期比3~4割高い。メロは1㌔当たり3500円程度で、高級料亭しか手が出せない価格となった。カラスガレイは1㌔当たり900~950円となっている。

関空1月の外国人旅客数38%増の55万人で最高更新

関空1月の外国人旅客数38%増の55万人で最高更新

新関西国際空港会社が2月18日発表した1月の関西国際空港の運営概況(速報値)によると、国際線の外国人旅客数は前年同月比38%増の55万7490人となり、1月として過去最高となった。アジアを中心とした訪日外国人は引き続き校長に推移するとみられ、2014年度は外国人旅客数が年度ベースで初めて日本人を上回りそうだ。

一方、国際線の日本人旅客数は同10%減の50万50人となり、13カ月連続で前年実績を下回った。円安で割高感のある海外旅行を控える流れが続いている。

「中之島漁港」オープン 大阪で全国の旬の魚を味わう

「中之島漁港」オープン  大阪で全国の旬の鮮魚を味わう

大阪の中心部で全国から取り寄せた旬の鮮魚を味わえる卸・小売店複合店舗「中之島漁港」が2月18日午前、大阪市西区の安治川沿いにオープンした。北海道や九州など10漁港から生きたまま仕入れたカニやサバ、タイなどを販売。併設の食堂(300席)では、いけすから取った魚の刺し身や、炭火を使った浜焼きなどが味わえる。

大阪府・市と地元財界が進める「水都大阪」再生プロジェクトの一環。漁業・水産加工会社「タカスイ」(宮崎県延岡市)と、飲食店約80店舗を展開する「RETOWN」(大阪市)が共同で運営する。店舗は大阪市営地下鉄中央線・千日前線「阿波座」駅から徒歩約10分。新鮮な魚を食べながら、ビルが建ち並ぶ都心の風景を楽しめる。営業時間は魚販売が午前6時~午後5時、食堂は午前11時~午後10時。

都構想視野に病院や学校の再編・整備に府が15億円計上

都構想視野に病院や学校の再編・整備に府が15億円計上

大阪府が2月16日発表した3兆2885億円の2015年度一般会計当初予算案によると、大阪都構想を視野に大阪市との連携を進める事業に計約15億円を計上していることが分かった。これは、松井一郎府知事幹事長を務める大阪維新の会が主張する大阪都構想を視野に、病院や学校の再編・整備など大阪市との連携を進める事業に充てられるもの。市立天王寺動物園の夜間開園へ向けた設備整備など、市の施設や事業に対する予算も含まれている。

大阪・ミナミで春節休暇の中国人飲食・買物客らが急増

大阪・ミナミで春節休暇の中国人飲食・買物客らが急増

2月18日に始まる春節(中華圏の旧正月)を前に、すでに大阪・ミナミの観光名所周辺を中国人を中心としたインバウンド(訪日外国人)の姿が急増している。戎橋周辺、心斎橋筋商店街、道頓堀周辺、黒門市場、高島屋大阪店、ビックカメラなど様々な場所で、飲食店前で行列をつくり、家電販売店や免税店などで両手一杯に買い物を楽しむ姿が目立つ。昨年に比べ、格安航空会社の増便、ビザ緩和、免税対象品目の拡大が加わって、顧客数はもとより消費額も昨年を大幅に上回ることは間違いないだろう。

 

国産鶏むね肉の高値続く 割安感ありスーパー扱い増やす

国産鶏むね肉の高値続く 割安感ありスーパーが扱い増やす

国産ブロイラー(鶏肉)の主要部位であるむね肉の高値が続いている。脂が少ないむね肉の需要期は主に夏で、冬は相場が下がるのが一般的だ。ところが、牛や豚など食肉が軒並み高いこの冬は、割安感を打ち出せる鶏むね肉を積極的に販売するスーパーが増えている。

東京市場のむね肉卸値は2月に入り、前年同月比2割程度高い1㌔当たり330円前後で推移している。夏から冬にかけての鶏むね肉の価格推移をみると、2013年8月から14年2月にかけて6%下がったのに対し、一転、15年2月にかけての半年で1割上昇している。鶏もも肉も夏から2割程度上がったが、前年に比べれば横ばい圏の動きで、鶏むね肉の高値が目立つ。

コメの小売価格再び下落 1月2%安 スーパーなど値下げ

コメの小売価格再び下落  1月2%安 スーパーなど値下げ

米穀安定供給確保支援機構(東京都中央区)が2月16日発表した1月のコメ全銘柄平均価格は、前月比2.0%安の1㌔当たり335円(消費税込み)だった。スーパーなどで需要を喚起するための値下げが目立つ。スーパーなど全国418店のPOS(販売時点情報管理)データを使って集計した。

北海道がマニラ首都圏で初の水産品売込みイベント

北海道がマニラ首都圏で初の水産品売込みイベント

北海道経済部の国際経済室がフィリピン・マニラ首都圏タギック市で初の水産品イベントを開催した。商談会とセミナーには、レストラン経営者をを含む50人弱が参加し、ホタテやイクラなどを試食するとともに、ホタテ、ボタンエビ、イクラ、タラバガニ、タコの調理方法が紹介された。

北海道からフィリピンに輸出される水産品の輸出金額は2013年に前年比5割増となったが、その実額はわずか約3000万円にとどまっている。ベトナムは87億9000万円、タイが17億5000万円だったから、まだ極めて少ないことが分かる。それだけに、今後同国向けは大幅な伸びが見込まれる。フィリピンの人口が1億を超え、若年層も多いことから、5~10年後を見越して今からアピールし、需要の掘り起こしにつなげたいとしている。