国産鶏むね肉の高値続く 割安感ありスーパー扱い増やす

国産鶏むね肉の高値続く 割安感ありスーパーが扱い増やす

国産ブロイラー(鶏肉)の主要部位であるむね肉の高値が続いている。脂が少ないむね肉の需要期は主に夏で、冬は相場が下がるのが一般的だ。ところが、牛や豚など食肉が軒並み高いこの冬は、割安感を打ち出せる鶏むね肉を積極的に販売するスーパーが増えている。

東京市場のむね肉卸値は2月に入り、前年同月比2割程度高い1㌔当たり330円前後で推移している。夏から冬にかけての鶏むね肉の価格推移をみると、2013年8月から14年2月にかけて6%下がったのに対し、一転、15年2月にかけての半年で1割上昇している。鶏もも肉も夏から2割程度上がったが、前年に比べれば横ばい圏の動きで、鶏むね肉の高値が目立つ。