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福島で最大級の営農型太陽光発電施設が完成

福島で最大級の営農型太陽光発電施設が完成

福島県いわき市の農業生産法人「とまとランドいわき」が、同市の農地に建設した営農型太陽光発電施設の完工式がこのほど行われた。太陽を追尾してパネルの向きを変える機能を備え、出力は412㌔㍗。耕作を続けながら発電できる営農型の施設としては国内最大級という。約1万5000平方㍍の農地に計1875枚の太陽光パネルを設置した。

松屋フーズ 牛丼のコメ 100%国産へ切り替えを検討

松屋フーズ 牛丼のコメ 100%国産へ切り替えを検討

松屋フーズは全国の牛丼店やとんかつ店で使用しているコメを、豪州産・国産ブレンドから100%国産にする検討に入った。円高進行と国産米高騰を背景に、2013年からコスト対策で豪州産米を導入してきたが、足元では当時とは逆に円安が進行。国産米の価格も下落しており、豪州産米より国産米に切り替えたほうが得策と判断した。同様の動きは今後、大手外食各社にも波及しそうだ。

15年春から卒業証明書はコンビニで NTT西日本

15年春から卒業証明書はコンビニで  NTT西日本

NTT西日本は12月9日、大学の各種証明書を全国のセブンイレブンで受け取ることができるサービスを2015年春から開始すると発表した。就職活動中の学生や卒業生は、証明書の発行のためだけに大学に足を運んだり、郵送で送ってもらったりする必要がなくなる。他のコンビニでも利用できるように交渉している。サービス開始時には数校が参加する見通しで、NTT西日本では2019年度までに300校での導入を目指している。

データ保管・共有サービスのクラウドを活用、大学の情報システムと連携させた。受け取ることができるのは、卒業証明書(見込みを含む)、成績証明書など10種類以上。学生はスマートフォンやパソコンから大学のホームページにアクセスし、発行を申請。手数料をクレジットカードで決済し、予約番号を受け取る。後は最寄りのセブンに行き、コピー機に予約番号を入力してプリントアウトする。

EUの安全規制でかつお節NG 15年のミラノ万博

EUの安全規制でかつお節NG  15年のミラノ万博

2015年5月に始まるイタリア・ミラノ国際博覧会の日本館レストランで使用を予定しているかつお節など国産の水産・畜産物の多くが、欧州の輸入食品の安全規制に触れて持ち込めない恐れがあることが分かり、日本政府が万博使用分に限って持ち込みを特例的に認めるよう欧州連合(EU)に要請していることが12月9日、明らかになった。

かつお節は製造過程でかつおの切り身を燻(いぶ)す際に生成される発がん性物質「ベンゾピレン」の含有量が、EU基準を超える点が問題視されている。特別扱いとならない場合、日本館の「和食」は外国産の食材や代替品の使用に追い込まれる。

神戸のベーカリー、ドンクがアジア出店を積極化

神戸のベーカリー、ドンクがアジア出店を積極化

神戸市の大手ベーカリー、ドンクが、富裕層や中間層が増え、パン食が根付きつつあるアジアでの出店を積極化する。2015年2月期は中国や台湾などに3店を開設、来期をメドにベトナムやマレーシアなど未進出国に出店する。12月は上海の日系百貨店にミニクロワッサンの量り売り店「ミニワン」、タイ・バンコクの百貨店に主力のパン店「ドンク」とミニワンも併設店をそれぞれ出す。15年1月に台湾の郊外にある大型モールに台湾初となるカフェ併設型パン店も開く。どの店も食パンやフランスパンなど日本と同様に100品目程度をそろえ、価格はタイで平均80~90円前後と、日本の半額程度に抑える。

高齢者に配慮した収穫作業車 アテックスが刷新

高齢者に配慮した収穫作業車  アテックスが刷新

農業機械メーカーのアテックス(愛媛県松山市)は、農作物の収穫に使う高床作業車を5年ぶりに刷新した。自動走行の最低速度を従来機種の半分程度に抑え、高齢者でも使いやすいようにした。高床作業車はガソリンエンジンで動き、土を盛り上げた畝をまたぎながら進む。両輪の間隔を90㌢~1㍍70㌢の範囲で調節でき、様々な幅の畝に対応できる。農家は高床作業車と一緒に畑を移動しながら、収穫したキャベツや、大根、白菜などを作業車の荷台に載せる。新機種は走行速度を4段階で切り替えることができる。価格は税抜き63万5000円で従来機種より2万5000円高い。年間で300~500台の販売を目指す。

村上農園がオランダ社と発芽野菜の相互ライセンス

村上農園がオランダ社と発芽野菜の相互ライセンス

発芽野菜の生産・販売の村上農園(広島市)は、オランダの野菜専業会社、コッパート・クレス社と相互ライセンス契約を結んだ。コッパート・クレス社は欧米で「マイクロ・ベジタブルズ」と呼ばれる、高級レストランなどで付け合わせに使う野菜をつくっており、村上農園は日本市場に合った商品を国内で生産・販売する。コッパート・クレス社も村上農園の発芽野菜を自国で生産する見込み。両社はそれぞれが保有する特許・商標、生産技術、マーケティングノウハウをライセンス対象として相互に独占的に供与する。

雪印メグミルク 北海道の酪農「TACSしべちゃ」支援

雪印メグミルク 北海道の酪農「TACSしべちゃ」支援

雪印メグミルクは子会社の雪印種苗(札幌市厚別区)を通じて北海道の酪農を支援する。雪印種苗と北海道標茶町、標茶町農業協同組合の3者が出資した農業法人「TACSしべちゃ」が同町に大規模モデル農場を2015年4月にオープンする。モデル農場の牧草地面積は約200㌶。乳牛の飼育頭数は約300頭と北海道の一般農場の3倍以上。出荷乳量は年間で約2400㌧を見込む。「TACSしべちゃ」は、農林水産省の「強い農業づくり交付金」の支援も受けている。資本金は9500万円で雪印種苗の出資比率は38.95%。

近畿の11月企業倒産 件数・負債とも過去20年で最少

近畿の11月企業倒産 件数・負債とも過去20年で最少

東京商工リサーチによると、近畿2府4県で11月に倒産した企業(負債額1000万円以上)の件数が、前年同月比11.7%減の189件で、負債額は同27.9%減の231億円だった。10月に続いて件数、負債とも過去20年で最少だった。ただ、今後については急激な円安が続いていることで、中小企業の収益を圧迫しており、倒産は全国的に増える可能性が高い-と厳しい見方をしている。

マイファーム 東京・名古屋にも直営青果店開設

マイファーム  東京・名古屋にも直営青果店開設

農業ベンチャーのマイファーム(京都市)は、運営する農業スクール出身の生産者が栽培した農作物を売る青果店「マイファーマー」を多店舗化する。京都市に続き、東京都内と名古屋市にも直営店を開設した。同社は耕作放棄地を活用した農業再生を目指しており、自前で販路を確保してスクール出身者を支援する。

今回新たに、東京世田谷区と名古屋市中区に「マイファーマー」を開設した。店舗面積はいずれも約30平方㍍。無農薬栽培の野菜や果物のほか、自社製造のトマトジュースなど加工食品も販売する。野菜などは重量に応じて価格を決める量り売りを中心として、スーパーなどに比べて1割ほど安くするという。京都市内の1号店を含めて3店合計で年1億円の売り上げを目指す。