つくば市で12/10「ロボット農業シンポジウム」
農業・食品産業技術総合研究機構は12月10日、午前10時から茨城県つくば市の農研機構中央農業総合研究センターで、「ロボット農業シンポジウム」を開催する。低コスト・省力化や軽労化を狙いに農研機構などが開発したロボットトラクター、ロボット田植機、ロボットコンバインについて開発者が概要を説明した後、午後2時20分から実演デモを行う。ロボットの安全性やロボット作業体系と経営で、担当者が講演する。
大阪の百貨店は各店とも増収 外国人観光客の需要が寄与
大阪の主要百貨店は12月1日、11月の売上高(速報値)を発表した。高級ブランドの婦人服や、紳士服などの衣料品の動きが好調だったほか、外国人観光客による買い物が好調で、各店とも前年同月に比べて増収だった。
あべのハルカスに入る近鉄百貨店本店(大阪市阿倍野区)は前年同月比約17%の増収、来店客数で約束47%増、外国人向けの免税売上高は約5倍と急増した。阪急百貨店梅田本店(同市北区)は9.1%増と5か月連続の増収、免税売上高は約3.5倍だった。大丸は梅田店(同)が2.2%増収、心斎橋店(同市中央区)が3.8%増収。高島屋大阪店(同)は5.3%増収で、免税売上高も約3.5倍だった。
eBASE がコメの商品履歴をクラウドで「見える化」
eBASE(イーベース、大阪市北区)は12月1日、食品業界企業向けに「食の安心安全(アカウンタビリティー/トレーサビリティー)」の実現に向けて、品質管理クラウドサービス「FOODS eBASE Cloud」上で稼働する「商品・品質検査情報管理・公開システム」の開発を、丸紅から受託し、ダイエーオリジナル「蔵米」の情報管理を2014年12月から本格稼働したと発表した。
「Microsoft Azure」上で稼働しているこのシステムは、商品の企画・生産・販売の各段階ごとに、商品情報や品質検査情報を管理し、さらに消費者へ情報を公開するシステムとして、精米工場、食品卸事業者、品質検査会社、販売店および消費者を、一元的にクラウドサービスでつなげるシステムだ。販売店の承認を経て、原料玄米の産地、品種、産年や精米工場名や所在地および炊飯時の品質検査結果情報を消費者が簡単に検索できるシステムを構築した。
鶏卵相場 高値で安定 1㌔242円で5年間の平均比15%高
需要最盛期の年末が近づく中、鶏卵相場が高値で安定している。昨年は11月の1カ月間で2割以上高くなったが、今年は一転して落ち着いた動きとなっている。高値を受けて小売店が特売を減らしていることや、加工業者が早めに手当てを進めたことで、昨年のような品薄状態とはなっていない。
指標となるJA全農たまご(東京都新宿区)のMサイズ加重平均価格は、盆休み明けから9月中旬にかけて3割ほど上昇した。ところが、その後の2カ月はほぼ横ばいで推移した。11月中旬に1㌔245円と5円(2%)引き上げられただけだ。11月の平均価格(1㌔242円)は過去5年の平均に比べて15%高い。このため、1パック(600㌘前後)98円の特売では採算に合わない。供給が安定していることで需給は均衡しており、年末までの上昇幅は最大1㌔10~20円程度とみる向きが多い。