ワタミ 15年3月末までに102店閉鎖 居酒屋事業不振
居酒屋大手のワタミは11月11日、2015年3月末までに閉鎖する居酒屋「和民」などの店舗数を従来計画に比べて42店多い102店に引き上げると発表した。居酒屋事業の不振で、人手確保が難しい店舗に加え、不採算店も撤退する。15年3月の店舗数は554店となる見込み。同日発表した14年9月中間連結決算の最終(当期)損益は前年同期の5億円の黒字から41億円の赤字に転落した。15年3月期は30億円の赤字を見込む。
近畿の10月の倒産負債額は過去20年で最少 懸念は円安
東京商工リサーチのまとめによると、近畿2府4県で10月に倒産した企業(負債額1000万円以上)の件数が前年同月比11.3%減の212件、負債総額は同18.8%減の239億円で過去20年で最も少なかった。同社では「金融機関の貸し出し姿勢が積極的で、企業にとって融資が受けやすい環境が続いている」と分析。ただ、円安を背景に原材料の高騰などに苦しむ業種で”円安倒産”が増える可能性があるとみている。
府県別でみると、件数は大阪、兵庫、奈良で減ったが、京都、滋賀、和歌山で増えた。負債額は、大阪、京都で減少したが、他の4県で増えた。産業別では燃料の高騰などで厳しい経営環境にある運輸業が件数、負債ともに増えている。
「こだわり麺や」マレーシアに海外2号店出店 ウエスト
讃岐うどん店「こだわり麺や」を運営するウエストフードプランニング(香川県丸亀市)は海外出店に力を入れる。台湾に続く2号店としてこのほどマレーシアに新店を出した。2015年までに米国や中国にも店を開く。こだわり麺やのマレーシア店は首都クアラルンプールにある。店舗面積は約180平方㍍で約70席。肉うどんやぶっかけなど日本と同様のメニューを提供する。価格は「肉うどん」の普通サイズで500円台半ばと国内より1割程度高い。うどんチェーンの海外展開は「丸亀製麺」のトリドールなどが先行している。ウエストフードプランニングは本場の企業として、高い品質で需要をつかむ。