昭和30年代の屋台村を再現「裏なんば虎目横丁」
大阪・ミナミの千日前にある通称「裏なんば」の飲食店街に、昭和30年代の屋台村をイメージした飲食複合施設「裏なんば虎目横丁」がオープンし、仕事帰りのサラリーマンらで連日にぎわっている。焼き鳥店やお好み焼き店など9店があり、それぞれの店で食事しながら、他店の料理も味わえる「出前」システムが人気だ。11月末に新規出店する6店のオーナーも募集中で、新たなミナミの飲食スポットとして注目を集めている。
5代目グリコお疲れさん 秋にはLED使用の6代目
大阪・道頓堀のシンボルとして親しまれている江崎グリコ(大阪市西淀川区)の5代目電光看板が8月17日、改修工事に入るため最後の点灯を終えて、引退した。今秋にはLED(発光ダイオード)を使った6代目が披露される。
同日午後10時にネオンが突然消えると、驚いたように「エーッ」と声を挙げたり、看板を見上げたりする通行人らの姿が多くみられた。
道頓堀に架かる戎橋のたもとにグリコのネオン塔広告が登場したのは1935年(昭和10年)。背景に大阪城や通天閣などの名所を入れた5代目看板は1998年(平成10年)からで、老朽化により6代目にバトンタッチすることになった。
小型鶏卵に引き合い 中食市場の拡大で需要増
鶏卵の小型志向が強まっている。以前は主力のMサイズより格下とされ、単価も安かったMSの引き合いが強まり、Mよりも高値で取り引きされることが増えている。鶏卵のサイズは農林水産省の規格で決められている。伝統的な取引の中心サイズはM(1個58㌘以上64㌘未満)と、一回り大きいLだった。
ところが、近年はMS(52㌘以上58㌘未満)への引き合いが急激に伸びている。生産比率の統計はないが、10年前にMとLが全体の約8割を占め、MSは1割程度だった。これに対し、現在はそれぞれ約7割、15%程度に変わっている。10年前にはあまり考慮されることのなかった中食市場の拡大が、MS鶏卵の需要の変化をもたらした。
モスフード 地産地消へ熊本産トマトバーガー
モスフードサービスは熊本県内のモスバーガー23店舗で、23、24の両日、県内農場の「モス・ファーム熊本」で収穫したトマトを用いた商品を販売する。モス・ファーム熊本は2013年4月に同社と現地生産者の共同出資で設立した農業法人で、八代市と山都町に2農場を所有、ハンバーガーに使用するトマトなどを生産している。
地元産の野菜を使って地産地消をアピールする。厚切りトマトをぜいたくに使った「ぜいたくモスバーガー」(消費税込み600円)や「ぜいたくモスチーズバーガー」(同660円)などを販売する。バーガーに使うのは大玉のLサイズトマトで、他は一般スーパーへ卸している。