コメでワクチン摂取 コレラの下痢予防 15年治験

コメでワクチン摂取コレラの下痢予防 15年治験

 東京大学医科学研究所の清野宏所長らは、遺伝子組み換えイネを使って、コレラの下痢を抑えるワクチンを開発した。コメの一粒ずつに有効成分を閉じ込め、腸まで届ける。コメなので常温で長期保存もできる米粉にして、健康な10人に飲んでもらったところ、腸表面の粘液に毒素を抑える物質が増えた。医薬品としての実用化を想定し、2015年にも大学付属病院で、安全性を確かめる臨床試験(治験)を目指す。