トマトのみ下落 レタス・キャベツ5~8%高
農林水産省が8月4日発表した小売価格緊急調査(7月27~31日、全国平均)によると、対象4品目のうち前の週に比べトマトのみが下落した。これまでの値上がりで、需要が一時落ちついたことが響いたとみられる。平年に比べると4品目とも6~61%高い水準だ。
前の週より最も値上がり率が高いキャベツは8%高の1㌔181円だった。レタスは5%高の529円、キュウリは1%高の525円だった。そして、トマトは2%安の604円。
11/19開業のエキスポシティで45年前の賑わいを
三井不動産は8月3日、万博記念公園(大阪府吹田市)の遊園地・エキスポランドの跡地に建設中の大型複合施設「EXPOCITY(エキスポシティ)」を11月19日に開業すると発表。菰田正信社長は「エキスポシティを日本を代表する新たな観光資源とし、45年前の万博の熱気と賑わいを呼び覚ましたい」と語った。
エキスポシティは甲子園球場約5個分(約17万2000平方㍍)の敷地面積にショッピングモール「ららぽーと」、子供向け体験施設「ポケモンEXPOジム」、水族館「海遊館」がプロデュースする新型ミュージアム「NIFREL(ニフレル)」など8つのエンタテインメント施設を展開。日本最大級のレジャー施設として、30~40代のファミリー層や、訪日外国人客を集め、年間1700万人の来場者を見込んでいる。2016年春には現在高さ日本一の東京・葛西臨海公園の観覧車(117㍍)を上回る120㍍級の巨大観覧車がお目見えする予定。
15年1~6月輸入野菜・食肉が12~16%高
輸入野菜や果実、肉類の価格が一段と上昇している。2015年1~6月の輸入価格は前年同期比12~16%高い。円安の進行や日本の産地の天候不順による不作で、代替需要が増えたのが要因。ニンニクや牛バラ肉の上昇が目立つ。
貿易統計によると、全体の輸入価格(1~6月累計)は野菜が14.1%高、肉類が11.6%高だった。1~6月に円がドルに対し17.9%下落(月末平均)しており、為替変動分が円建て輸入価格に反映された格好だ。
中国産ニンニクの輸入価格は1㌔214円と前年同期比30.9%上昇した。日本産卸価格も産地での不作で1~6月にに前年同期比3割上がっている。米国産牛肉は1~6月バラ肉(冷蔵)の平均単価は25%高の772円。輸入量は7%減の2万9000㌧だった。