JFEエンジ 高糖度トマト16年2月から出荷 新棟建設
JFEエンジニアリングは糖度10以上の高糖度トマト「スマートルビー」の栽培法を完成。自社の植物工場で生産を開始し、2016年2月から出荷する。すでに北海道苫小牧市の植物工場の敷地内に同品種用の新棟を建設中。
まずは既存工場で生産し、11月から新棟での本格生産に乗り出す。高糖度トマトは首都圏でも販売する。18年度に同事業全体で売上高100億円規模を目指す。
「関西維新」9月設立も 橋下氏が国政政党化に言及
維新の党最高顧問の橋下徹大阪市長が7月4日夜あった大阪維新の会の非公開会合で「いつでも関西で国政政党をつくれるようにしたい」と話したことが分かった。
関係者によると、受け皿として9月にも近畿2府4県の地方議員らが加わるグループの設立を目指しており、「大阪系」国会議員との連携を視野に入れている。「関西維新の会」の名称が候補に挙がっているという。
ただ、いますぐ維新の党から独立するわけではなく、何かあった時に自分たちでもやっていけるようにという備えだとしている。維新の党の中で大阪維新の発言力を強める必要があるとの判断から、執行部をけん制するとともに、11月の府知事、市長の「ダブル選」を見据えた環境整備の側面もあるとみられる。
関電の電気料金再値上げ 知事らが批判 関西広域連合
関西広域連合は7月4日、加入自治体の首長や議員による連合議会の臨時会を大阪市内で開いた。関電の電気料金再値上げの評価を尋ねた大阪府議に対し、首長からは批判的な見解が相次いだ。
同連合の会長を務める井戸敏三兵庫県知事は「再々値上げが断じてないように、監視の目を強めたい」と厳しい口調。橋下徹大阪市長は「経営能力がないので仕方がない。電力市場が自由化されれば、関電が淘汰されることは間違いない」と痛烈に批判した。
なお、会合の冒頭で井戸氏から、奈良県が広域連合への部分加入を表明したことを受け、「関西一体の広域課題への対応が進展する」との歓迎の紹介があった。
大阪湾にトラフグ稚魚1.5万匹放流 大阪府
大阪府立環境農林水産総合研究所(羽曳野市)は7月2日、泉南市の浜辺沖などでトラフグの稚魚1万匹を放流した。1日にも貝塚市沖で5000匹を放流している。魚介類資源を増やす府の取り組みの一環で、トラフグを放流するのは初めて。最近の研究で、トラフグは放流場所に戻ってくることが分かっている。
稚魚は山口県から購入し、7㌢程度に成長させてから放流。背中に印をつけるなどして、漁獲時に識別できるようにした。大阪湾から瀬戸内海、東シナ海へと回遊し、2年で40㌢ほどに成長するという。今回放流した1万5000匹の稚魚の何割が大阪湾に戻ってくるだろうか。
同研究所によると、トラフグは1965年ごろまでは大阪湾で100㌧ほどの水揚げがあったが、その後は減少。現在は年間100㌔程度だという。