「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

NTTとスカパー「宇宙データセンター」構想発表 衛星打上げ

NTTと衛星事業を手掛けるスカパー、JSATホールディングスは5月20日、人工衛星を使ったデータセンターを宇宙空間につくる構想を発表した。NTTの光技術を複数の衛星に載せ、少ない電力を大容量のデータで処理できるようにする。両社は今後、事業の土台となる技術開発を進め、2025年ごろから順次、商用衛星を打ち上げる。投資規模は数百億円になる見込み。

シーアールイー インドネシアで物流施設開発に合弁で現地法人

物流施設開発・運営のシーアールイー(CRE、本社:東京都港区)は5月20日、インドネシアでの物流施設開発に向け、現地のPT.BUKIT INTI LESTARI(本社:ジャカルタ、以下、BIL社)と、ジャカルタに合弁で新会社「CRE BIL INDONESIA」を設立したと発表した。新会社の資本金は25億1,000万ルピアで、出資比率はCRE90%、BIL社10%。

セブン‐イレブン 中国雲南省昆明市に21年度中に1号店

セブン&アイ・ホールディングスは5月20日、完全子会社セブン‐イレブン(中国)投資有限公司が19日に、雲南省におけるセブン‐イレブンのフランチャイズ権を雲南強林楽家連鎖便利店有限公司に付与したと発表した。これに基づき、2021年度中に雲南省の省都・昆明市にセブン‐イレブン1号店を初出店する予定。

コロナ前に戻らず コンビニ7社の4月売上高 依然低調

日本フランチャイズチェーン協会は5月20日、4月の主要コンビニ7社の全店売上高が8,821億円だったと発表した。新型コロナウイルス流行前の水準に依然戻らず、2019年4月に比べ4%弱減少した。外出自粛傾向が強かった2020年4月との比較では8.0%増加した。今年4月の店舗数は5万5,868店で、ほぼ横ばいの状況が続いている。

ENEOS・NEC 電動車両の充電事業で協業の検討開始 SS網活用

ENEOS(本社:東京都千代田区)と日本電気(本社:東京都港区、以下、NEC)は5月20日、電動車両(EV・PHV)の充電事業で協業検討を開始することで合意し、基本合意書を締結したと発表した。
全国展開する約1万3,000カ所のSSネットワークおよび電力事業を持つENEOSの強みと、充電管理や設置工事・トラブル対応など電動車両充電器運用にかかわるシステム全般のノウハウを持つNECも強みを活かし、①電動車両充電ネットワークを通じた新たなサービスの創出②電動車両充電ネットワークの拡充-について協業を検討する。

愛知・神奈川の介護拠点併設「ケアローソン」で接種予約相談

ローソン(本社:東京都品川区)は5月21日、介護相談窓口やサロンスペースを併設した介護拠点併設型店舗「ケアローソン」で、新型コロナウイルスワクチン接種予約に関する相談サービスを開始すると発表した。
5月27日より愛知県名古屋市の南区芝町店で、6月1日より神奈川県横須賀市の横須賀鶴が丘店で開始し、今後も全国のケアローソンでの実施を検討していく。

マツダ EV比率30年に世界生産の25%へ引き上げ 電動化加速

マツダの丸本明社長兼最高経営責任者(CEO)は5月20日、2030年の世界生産に占める電気自動車(EV)の比率を25%にすると発表した。2018年に目標に掲げた5%から引き上げ、脱炭素に向け電動化を加速する。ちなみに2020年度の世界販売(約128万7,000台)に占めるEVの割合は約1%にとどまっている。

伊藤忠 シンガポールの舶用アンモニア燃料供給網構築で協業

伊藤忠商事(本社:東京都港区)と伊藤忠エネクス(本社:東京都千代田区)は5月17日、シンガポールの舶用アンモニア燃料サプライチェーン構築で4社と協業すると発表した。
協業するのは現在、シンガポールでアンモニア貯蔵タンクおよび関連設備を保有、運営するVOPAK Terminal Singapore Pte Ltdほか、商船三井、Pavilion Energy Singapore Pte.Ltd.、TOTAL MARINE FUELS PRIVATE LIMITEDの各社。各事業分野で高い専門性と経験を持ち、シンガポールでLNG燃料供給事業を展開している。今回、舶用アンモニア燃料供給に関する共同開発に取り組んでいくことで合意した。

東レ 放熱性に優れた炭素繊維複合材料を創出 金属と同等

東レ(本社:東京都中央区)は5月19日、炭素繊維複合材料(以下、CFRP)の放熱性を金属同等まで高める高熱伝導化技術を創出したと発表した。同技術をCFRPに用いると、熱源からCFRP内部の熱伝導経路を通って効果的に放熱することができ、モビリティ用途におけるバッテリーの劣化抑制、電子機器用途のパフォーマンス向上などに貢献する。
CFRPは軽量で高強度、高剛性の特長があり、航空機、自動車、インフラ部材、スポーツ用品、電子機器などに広く使用されている。

丸紅 中国・Beike Realsee社とVR技術サービスで販売業務契約

丸紅(本社:東京都中央区)は5月18日、中国のオンライン不動産取引プラットフォームを運営するBeike社(所在地:北京、ベイク社)が開発したREALSEE VR技術サービスについて、17日にBeikeグループのBeike Realsee社(所在地:香港、ベイク・リアルシー社)と日本国内の販売業務契約を締結したと発表した。中国全域で累計900万件以上のVR化の実績のあるBeike Realsee社の技術サービスと丸紅のネットワークにより、日本の住宅等の不動産取引で数年内に市場の10%のシェア獲得を目指す。