日鉄エンジニアリング(本社:東京都品川区、以下、NSE)と大阪ガス(本社:大阪市中央区、以下、OG)は4月1日、共同出資するタイ現地法人NS-OG Energy Solutions(Thailand)Ltd.(以下、NSET)が、Spiber(スパイバー、本社:山形県鶴岡市)がタイ・ラヨーン県に建設した構造たんぱく質の量産プラント向けにユーティリティ供給事業を開始したと発表した。商業生産開始に合わせ、Spiberと共同で開所式を執り行った。
同事業はNSETが、Spiberが工場構内に建設したユーティリティ供給設備の操業・保守を請け負い、工場の操業に必要な電力・蒸気・冷水を含むユーティリティ一式をSpiberに対して供給する事業。
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三菱パワー タイの530万KW大型火力発電所初号機が運転開始
三菱パワーは4月2日、天然ガス火力発電所2カ所の建設プロジェクトで、ガスタービン8基で構成される総出力530万KWのガスタービン・コンバインド・サイクル(GTCC)火力発電設備のうち初号機を完工、3月31日に運転開始したと発表した。
両発電所は、タイ最大の独立系発電事業者ガルフ・エナジー・デベロップメント社と三井物産の合弁事業会社が進めるプロジェクトで、いずれもチョンブリ県とラヨーン県に建設されているもの。出力はいずれも265万KW。天然ガスを主原料として、電力はタイ電力公社(EGAT)に販売される。今回初号機が運転開始したのはチョンブリ県の発電所で、合弁事業会社のガルフSRCが運営している。
ブラザー インド・ベンガルールに工作機械の新ショールーム完成
ブラザー 中国・西安の工場棟を増築 工作機械の生産能力倍増
スズキ インドSMG社C工場が稼働開始 全生産能力225万台体制に
スズキは4月2日、インドにおける四輪生産子会社スズキ・モーター・グジャラート社(SMG社)のC工場(年間生産能力25万台)が完成し、4月より稼働を開始したと発表した。この結果、SMG社の年間生産能力は稼働中のA、B両工場と合わせ75万台となる。このほかに、合弁会社マルチ・スズキ・インディア社の生産分があり、これと合わせるとスズキの全年間生産能力は225万台となる。
スズキは、インド自動車市場の伸長およびインドからの輸出拡大を見据え、SMG社が2017年2月よりA工場が、2019年1月よりB工場とパワートレイン工場を稼働させ、2020年10月にスズキの生産拠点として最速で累計生産100万台を達成している。
ベトナムのビンファスト EV受注開始 1億ドン値引きの販促策も
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、ベトナム大手複合企業ビングループ傘下の自動車会社ビンファストは3月24日、同社初となる電気自動車(EV)「VFe34」の受注を開始した。1月に発表した自動運転支援機能付きのEV3車種のうちの1つで、当初5月の受注開始を予定していたが、1カ月ほど前倒しした形。納車開始は11月の予定。
VFe34は、Cセグメントのスポーツ用多目的車(SUV)クロスオーバータイプ。42KWhのバッテリーを使用し、フル充電で300km走行できるという。国内販売価格は6億9,000万ベトナムドン(約331万2,000円)、バッテリーはサブスクリプション方式(定額利用サービス)で提供する。月間利用料は145万ドンと、ガソリンでの走行に要する費用と同水準に設定されている。6月末まではプロモーションとして1億ドン値引きし、バッテリーの定額利用サービスも1年間無料で提供する。ビンファストによると、3月24日の受注開始から12時間で3,692件の受注を記録したという。
ビンファストは現在、充電設備の整備を進めており、2021年内に全国63省・市に2万を超える充電スタンドの設置を計画しており、協力先を募っている。
台湾半導体大手TSMC 3年で約11兆円投じ生産能力を増強
ホンダ タイの二輪車の生産・販売を一体化へ事業再編 新会社
ホンダ(本社:東京都港区)は4月1日、タイにおける二輪車・パワープロダクツ事業を再編し、新会社「タイホンダマニュファクチュアリング」を設立したと発表した。今回の事業再編は、タイにおける二輪車の生産と販売およびパワープロダクツの生産事業を一体化することで、事業再編の効率化を図るのが狙い。
二輪車の販売現地法人、APホンダ、二輪車およびパワープロダクツの生産現地法人、タイホンダマニュファクチュアリングおよび持株会社のHPDを合併し、新会社を設立した。新会社の名称は「タイホンダマニュファクチュアリングカンパニー・リミテッド」を継続する。新会社への出資比率は本田技研工業37%、アジアホンダモーター カンパニー・リミテッド35%、その他28%。