倉庫、配送、運送などの事業を手掛けるキユーソー流通システム(本社:東京都調布市)は8月27日、インドネシアに拠点を置く低温物流会社、KIAT ANANDAグループ4社の第三者割当増資を引き受け、子会社化すると発表した。
今回子会社化するのはPT Kiat Ananda Cold Storage(本社:ブカシ、以下、KACS)、PT Ananda Solusindo(本社:ボゴール、以下、AS)、PT Manggala Kiat Ananda(本社:ジャカルタ、以下、MKA)およびPT Trans Kontainer Solusindo(本社:ブカシ、以下、TKS)の4社。
これら4社をキユーソー流通システムグループに迎えることにより、インドネシアに物流拠点と輸送網を確保し、成長が見込まれるインドネシア市場で高品位な低温物流サービスの提供を目指す。
KIAT ANANDAグループは、インドネシアに5カ所の冷凍・冷蔵庫と車両590台を有する物流企業で、とくに低温物流に強みを持っている。
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インフォコム 医用画像システム販売でインドネシア企業と代理店契約
インフォコム(本社:東京都渋谷区)は8月26日、国内向けに展開している医用画像管理システム(PACS)の東南アジアでの展開に向け、インドネシアで病院情報システム開発・販売を行う「Terakorp(テラコープ)」(本社:インドネシア・バンドン)との間で、8月24日に代理店契約を締結し、同国の医療機関向けに販売を開始したと発表した。
インフォコムが提供する医療機関向け情報システムのうち、CTなどの医療機器で撮影した医用画像を管理する医用画像管理システム「iRad-IA(アイラド・アイエー)」について、Terakorp社の顧客の医療施設を中心にインドネシアで展開していく。また同社と協力し、現地の医療機関のニーズに応じた機能の充実などの開発も検討していく。
スカイドライブ「空飛ぶクルマ」の有人飛行試験を初公開
「空飛ぶクルマ」を開発中のスカイドライブ(Sky Drive、本社:東京都新宿区)は8月25日、開発拠点としている愛知県豊田市にある、屋内飛行試験場を備える、1万㎡の日本最大級の実証フィールドで、開発モデルの有人飛行試験を初めて公開した。
機体は1人乗り。搭乗したパイロットの操縦で地上約2mの高さまで浮上。飛行時間は約4分。コンピュータ制御により、飛行を安定させている。同社は2023年の発売を目指し、開発を一段と加速する。
同社が開発を進めているのはおよそ高さ2m、幅4m、長さ4mの世界最小の空飛ぶクルマモデル。駆動方式は電動モータでロータを駆動する方式。
スカイドライブは、トヨタ自動車の出身者などが創業したベンチャー企業。
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中国宝武 中堅の太原鋼鉄との統合で粗鋼生産年間1億トン超に
中国に粗鋼生産年間1億トン超の鉄鋼メーカーが誕生する。日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、中国鉄鋼最大手の中国宝武鋼鉄集団(以下、中国宝武)はこのほど、山西省政府と合意し、省政府傘下の太原鋼鉄の株式51%を無償で譲り受けると発表した。今後、中国宝武の所有権を持つ国務院国有資産監督管理委員会の許認可と、独占禁止法執行部門の審査が必要となる。
太原鋼鉄は、ステンレス鋼を中心に炭素鋼、複合鋼材の生産を手掛ける中堅鉄鋼メーカー。鋼材の年間生産能力は1,294万トンで、2019年の粗鋼生産実績は1,086万トン。中国宝武の2019年の粗鋼生産量は9,546万トン。太原鋼鉄との統合が実現すれば、生産量は年間1億トンを上回る規模となる。