「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

キユーソー流通システム KIAT ANANDAグループ4社を子会社化

倉庫、配送、運送などの事業を手掛けるキユーソー流通システム(本社:東京都調布市)は8月27日、インドネシアに拠点を置く低温物流会社、KIAT ANANDAグループ4社の第三者割当増資を引き受け、子会社化すると発表した。
今回子会社化するのはPT Kiat Ananda Cold Storage(本社:ブカシ、以下、KACS)、PT Ananda Solusindo(本社:ボゴール、以下、AS)、PT Manggala Kiat Ananda(本社:ジャカルタ、以下、MKA)およびPT Trans Kontainer Solusindo(本社:ブカシ、以下、TKS)の4社。
これら4社をキユーソー流通システムグループに迎えることにより、インドネシアに物流拠点と輸送網を確保し、成長が見込まれるインドネシア市場で高品位な低温物流サービスの提供を目指す。
KIAT ANANDAグループは、インドネシアに5カ所の冷凍・冷蔵庫と車両590台を有する物流企業で、とくに低温物流に強みを持っている。

コニカミノルタ・GROOVE X 家族型ロボをカンファレンスでデモ

コニカミノルタ(本社:東京都千代田区)は8月27日、GROOVE X(本社:東京都中央区)と2020年春より協業し推進してきた、家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」の表現を拡張する画像IoT/AI技術の共同開発中のシステムを、オープンソース カンファレンス2020 Omline/Kyotoでデモンストレーションすると発表した。同カンファレンスは8月28~29日、10時~18時。オンライン会場(Zoom&YouTube Live)。

オートバックス 東ジャカルタ市に2店舗目の「イオンモールJGC店」

オートバックスセブン(本社:東京都江東区)は8月27日、インドネシアのインドモービルグループと合弁で設立したPT.AUTOBACS INDOMOBIL INDONESIAが同日、首都ジャカルタ近郊、東ジャカルタ市のチャクン地区の「イオンモール ジャカルタ ガーデンシティ」の駐車場内に「オートバックス イオンモールJGC店」を新規オープンしたと発表した。同国におけるオートバックスグループ店舗は2店舗目。
ASEAN地域のオートバックスグループの店舗は7月末時点で、台湾6店舗、タイ16店舗、マレーシア5店舗、シンガポール2店舗、フィリピン3店舗を展開しており、全34店舗となった。

サカタインクス SIAA認証の機能性ウイルスコート剤開発 表面に塗工

サカタインクス(大阪本社:大阪市西区、東京本社:東京都文京区)は8月26日、紙のパッケージやカタログなどの表面に塗工することで、優れた抗ウイルス効果を持たせることができるコーティング剤を開発し、一般社団法人 抗菌製品技術協議会(SIAA)の認証を取得したと発表した。
この抗菌コート剤「RabコートVVVシリーズ」は、熱乾燥型やUV硬化型など幅広いラインアップをそろえている。フレキソ、グラビア、オフセットなどの印刷方式で塗工することにより、抗ウイルスの機能を付与する。

インフォコム 医用画像システム販売でインドネシア企業と代理店契約

インフォコム(本社:東京都渋谷区)は8月26日、国内向けに展開している医用画像管理システム(PACS)の東南アジアでの展開に向け、インドネシアで病院情報システム開発・販売を行う「Terakorp(テラコープ)」(本社:インドネシア・バンドン)との間で、8月24日に代理店契約を締結し、同国の医療機関向けに販売を開始したと発表した。
インフォコムが提供する医療機関向け情報システムのうち、CTなどの医療機器で撮影した医用画像を管理する医用画像管理システム「iRad-IA(アイラド・アイエー)」について、Terakorp社の顧客の医療施設を中心にインドネシアで展開していく。また同社と協力し、現地の医療機関のニーズに応じた機能の充実などの開発も検討していく。

スカイドライブ「空飛ぶクルマ」の有人飛行試験を初公開

「空飛ぶクルマ」を開発中のスカイドライブ(Sky Drive、本社:東京都新宿区)は8月25日、開発拠点としている愛知県豊田市にある、屋内飛行試験場を備える、1万㎡の日本最大級の実証フィールドで、開発モデルの有人飛行試験を初めて公開した。
機体は1人乗り。搭乗したパイロットの操縦で地上約2mの高さまで浮上。飛行時間は約4分。コンピュータ制御により、飛行を安定させている。同社は2023年の発売を目指し、開発を一段と加速する。
同社が開発を進めているのはおよそ高さ2m、幅4m、長さ4mの世界最小の空飛ぶクルマモデル。駆動方式は電動モータでロータを駆動する方式。
スカイドライブは、トヨタ自動車の出身者などが創業したベンチャー企業。

トヨタホーム 電動車から直接住宅内へ 非常時給電システム開発

トヨタホーム(本社:名古屋市東区)は8月27日、停電時に住宅へ電力を供給する外部電源として電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV)、プラグイン・ハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)などの電動車に搭載されるAC100V・1500Wアクセサリーコンセントから直接、住宅内特定回路へ電力供給できる業界初の非常時給電システム「クルマde給電」を開発、9月1日に発売すると発表した。
これにより、災害で停電した際も、冷蔵庫や照明、スマホ充電など生活に最低限必要な家電類へ電力供給できるようになり、在宅避難がしやすくなる。

2019年の国内オーダーメイド医療関連市場は8,789億6,000万円

矢野経済研究所の推計によると、2019年の日本国内のオーダーメイド医療関連市場は8,789億6,000万円に上ったとみられる。
近年、患者それぞれの遺伝的な違いなどを考慮に入れ、個人に最適な治療計画を実施するオーダーメイド医療が注目されている。同市場は分子標的率の広がりを背景に伸長傾向で推移しており、医薬品や診断薬の開発も活発化している。さらに次世代DNAシーケンサ用いたクリニカルシーケンサが本格化している。

中国宝武 中堅の太原鋼鉄との統合で粗鋼生産年間1億トン超に

中国に粗鋼生産年間1億トン超の鉄鋼メーカーが誕生する。日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、中国鉄鋼最大手の中国宝武鋼鉄集団(以下、中国宝武)はこのほど、山西省政府と合意し、省政府傘下の太原鋼鉄の株式51%を無償で譲り受けると発表した。今後、中国宝武の所有権を持つ国務院国有資産監督管理委員会の許認可と、独占禁止法執行部門の審査が必要となる。
太原鋼鉄は、ステンレス鋼を中心に炭素鋼、複合鋼材の生産を手掛ける中堅鉄鋼メーカー。鋼材の年間生産能力は1,294万トンで、2019年の粗鋼生産実績は1,086万トン。中国宝武の2019年の粗鋼生産量は9,546万トン。太原鋼鉄との統合が実現すれば、生産量は年間1億トンを上回る規模となる。

アイカ工業 表面に抗菌・抗ウイルス性能付与のハードコートF開発

アイカ工業(本社:名古屋市中村区)は8月26日、表面に抗菌・抗ウイルス性能を付与したハードコートフィルム「ルミアート抗菌・抗ウイルスフィルム」を開発したと発表した。各種ディスプレイや自動車内装加飾、建材などでの使用を想定し、9月1日に発売する。
タッチパネルなどの既存ディスプレイに貼るだけで、抗菌・抗ウイルス仕様になる。既存の防曇性、防汚性、防眩性などの各性能と抗菌・抗ウイルス性能を両立できる。