全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は、新型コロナウイルスの感染”第2波”で、旅行や出張を控える動きが改めて広がっているとして、9月は国内線のおよそ4割を運休や減便とし、運航本数を再び減らすことになった。
ANAは9月に羽田、大阪、札幌などを発着する便など幅広い路線で運航本数を減らす。運休や減便となるのは、全体の45%にあたる1万4,000便余りで、減便の割合が25%だった8月から20ポイント拡大する。
JALは、9月前半は国内線の43%を運休や減便とする。これにより減便の割合は8月の28%から15ポイント拡大する。9月の後半には「敬老の日」や「秋分の日」など連休も控えているが、需要(予約)動向を見極めながら、引き続き運航計画を見直していくとしている。
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福井大など ポリプロピレン繊維の染色に成功 衣料展開に道拓く
福井大学は8月20日、染料メーカーの有本化学工業(本社:大阪府八尾市)、金沢工業大学と共同で、ポリプロピレン繊維を染色する染料を繊維業界で初めて開発したと発表した。これにより、今後はアパレル企業やスポーツウエアブランドへの展開に道を拓くものとみられる。
今回開発した染料は、水を使わず二酸化炭素で染色する技術「超臨界二酸化炭素染色」を活用。染料とともに二酸化炭素を高温・高圧にして、気体でも液体でもない、”超臨界流体”と呼ばれる状態にし、水の代わりに繊維を染め上げる。水を使わない技法で染めるため、環境にやさしく色落ちもしにくい。すでに染料とこれを用いた染色法は3者共同で特許を取得した。
ポリプロピレン繊維はこれまで、通常の染色法では染まらないほか、樹脂にあらかじめ色素を練り込む方法では、細い繊維が紡糸できないことなどから衣料用には不向きで、産業資材など非衣料分野の素材とされてきた。
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三浦工業 中国・蘇州市に新工場 現工場の2.5倍の能力で稼働開始
産業用ボイラーの三浦工業(本社:愛媛県松山市)は8月19日、中国現地法人、三浦工業(中国)有限公司(以下、ミウラ中国)が、2020年5月末に江蘇省蘇州市蘇州工業園区内に新設したガス焚きボイラー製造工場が8月17日、本格稼働を開始したと発表した。
新工場の敷地面積は約5万㎡、延床面積は約2万8,900㎡。生産能力は現工場の約2.5倍の5,000台。投資額は約26億円。現工場から約6.5kmに立地。2工場体制による生産能力向上に加え、商品開発用の実験場、メンテナンス要員育成のための実習場、メンテナンスデータを分析し、異常などに対するオンラインセンター、社員セミナー施設なども設け、三浦工業の海外法人として最大規模となる。