「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

荏原 ベトナムに標準ポンプのディストリビューションセンター設置

荏原製作所(本社:東京都大田区)は8月19日、標準ポンプのグローバルサプライチェーン強化の一環として、ベトナムにディストリビューション(物流)センターを設置したと発表した。
これまで標準ポンプの一部はイタリア工場から東南アジア6カ国に出荷していたが、新センターで在庫を管理・配送する体制に切り替える。今後は新センターの近くにノックダウンセンターを新設し、部品を現地で組み立てる体制とする方針。

あすか製薬 ベトナムの同業Hataphar社の株式取得し協業

あすか製薬(本社:東京都港区)は8月18日、ベトナム製薬企業Ha Tay Pharmaceutical Joint Stock Company(本社:ハノイ市、以下、Hataphar社)の24.9%株式取得交渉が完了し同日、株式譲渡契約を締結したと発表した。
Hataphar社はベトナム製薬業界で売上高2位の企業で、戦略的パートナーとして協業を開始する。株式取得価額は非公表。

としまえん跡地に『ハリー・ポッター』 映画の舞台裏を紹介

8月末に閉園となる『としまえん』(所在地:東京都練馬区)の跡地に、『ワーナーブラザーズ スタジオツアー東京 メイキング・オブ ハリー・ポッター』が設立され、2023年前半オープンを目指すことで、関係者間で本契約が締結されたと8月18日発表された。
スタジオツアー東京は、ロンドンに次いで世界2番目の開設で、映画『ハリー・ポッター』シリーズで使用された衣装や小道具などを展示し、来場者に映画の舞台裏を紹介する。

新明和工業 シンガポール・マレーシアの2社を子会社化

輸送用機器製造業の新明和工業(本社:兵庫県宝塚市)は8月17日、BEN CHING ENGINEERING PTE.LTD.(所在地:シンガポール)および、MKB ENGINEERING SDN.BHD.(所在地:マレーシア・ジョホールバル)の両社の株式75%を取得、子会社化したと発表した。
両社は、航空旅客搭乗橋の組立、メンテナンスおよび製缶等を手掛けており、さらなる生産体制の強化と製造コスト削減を図ることで、収益性の向上を見込む。

JCB ベトナムの新生銀行出資のMCreditと提携しカード発行開始

JCB(本社:東京都港区)の海外業務を行う子会社、ジェーシービー・インターナショナル(本社:東京都港区)は8月17日、ベトナムの大手金融サービス企業、MB SHINSEI Finance Limited Liability Company(本社:ハノイ、以下、MCredit)を8月1日より「MCredit JCB Credit Card」の発行を開始したと発表した。同社によるカード発行はJCBブランドが初となる。
MCreditは、新生銀行とベトナムの大手民間商業銀行Military Commercial Joint Stock Bankが出資する大手金融サービス企業。

ビルメンテの三機サービス ベトナムの連結子会社を解散・清算

ビル・施設の保守・管理を手掛ける三機サービス(本社:兵庫県姫路市)は8月17日、空調設備の修理や施工を手掛けるベトナムの連結子会社、サンキソナデジ(所在地:ベトナム・ドンナイ省)を解散および清算すると発表した。新型コロナウイルス感染症の影響の長期化で、業績立て直しが困難と判断した。

TIS HAND社とアジア圏でのERP関連事業拡大へ協業開始

TISインテックグループのTIS(本社:東京都新宿区)は8月17日、中国をはじめとするアジア圏でのERP領域でソリューションやサービスを多数展開している上海漢得信息技術股份有限公司(本社:中国・上海市、以下、HAND社)との間で、アジア地域でのERP関連事業拡大を目的とした協業を開始する基本合意書を締結したと発表した。
この協業は、顧客ネットワーク・海外拠点・人材・知財など両社が持つ経営資源を共有し、既存ビジネス規模を拡大させながら、日系企業の海外進出に伴う最適なERP構築や関係するITサービスを提供していく。これにより両社は、ERPビジネスでアジアNo.1の事業連合体を目指す。
HAND社は、SAP社やOracle社のERP製品群の導入において高いシェアを持つ、中国の情報サービス産業におけるリーディングカンパニーの一つ。

シャープ ローカル5Gに対応したルーター開発 9月以降提供

シャープ(本社:大阪府堺市)は8月17日、ローカル5Gに対応したルーターの試作機を開発したと発表した。ローカル5Gの実証実験やネットワーク検証用として、9月以降に提供開始する予定。
ローカル5Gは、企業や自治体が自らの敷地内や工場内、農場など特定のエリア限定で構築できる5Gネットワーク。建物現場での建機遠隔制御や医療施設での遠隔診療、生産効率を高めるスマート工場など様々な用途での活用が期待されている。

ANA CargoとCBcloud 空陸一貫輸送サービスを全国33空港に拡大

ANA Cargo(本社:東京都港区)とCBcloud(本社:東京都千代田区)は8月17日、共同で展開するCBcloudの「PickGo」における空陸一貫輸送サービスの対象空港を同日より離島など一部を除くANA国内線ネットワークの33空港に拡大したと発表した。両社はこれまで新千歳、成田、羽田、中部、伊丹、関西、福岡、沖縄の主要8空港を発着点として展開してきた。
同サービスは、CBcloudのドライバーと荷主を即時につなぐマッチングプラットフォーム「PickGo」の一機能として、2019年9月に両社が共同で開始した法人向けサービス。