「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

ASEAN主要4カ国の6月の自動車販売35.3%減 徐々に回復へ

日本貿易振興機構の集計によると、6月のASEAN主要4カ国(タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム)の自動車販売は、前年同月比35.3%減の計13万8,655台にとどまったが、各国で販売台数が回復しつつある。
中でも目を引いたのがマレーシア。同国では6月から自動車への売上税減免を開始したことで、同5.0%増の4万4,695台と4カ月ぶりに前年同月比プラスに転じた。
上半期(1~6月)のASEAN主要4カ国の自動車販売の合計は、前年同期比40.1%減の86万6,932台だった。

三谷商事 シンガポールのLFA社の全株式を取得 シナジー期待

三谷商事は8月13日、子会社の東洋アセットがバルブ製品を手掛けるLFA Global Pte.Ltd.(所在地:シンガポール、以下、LFA社)の全株式を取得したと発表した。
LFA社は、世界中の船舶が停泊・寄港するシンガポールで、タンカーなど船舶業界向けバルブ販売の市場シェアが高く、今後も成長が期待できること、三谷商事子会社、Khong Lieng Trading Company Pte Ltdグループ(本社:シンガポール)のガスケット事業とのシナジー効果も期待できると判断。LFA社の全株式を取得した。

フェローテックHD 中国の連結2子会社の商号変更 知名度向上図る

半導体事業のフェローテックホールディングス(本社:東京都中央区)は8月14日、半導体ウェーハ事業を手掛ける連結子会社、上海新欣晶圓半導体科技有限公司(所在地:中国・上海市、FTSW)および、寧夏銀和半導体科技有限公司(所在地:中国寧夏回族自治区、以下、FTSE)の商号を変更すると発表した。新商号は、フェローテックホールディングスの中国における半導体ウェーハ事業の中核会社、杭州中欣品圓半導体科技有限公司の社名の一部「中欣品圓」をFTSW、FTSE両社の商号に組み込む。これにより、同HDの半導体ウェーハ事業のブランドおよび知名度向上を図る。商号変更は8月31日の予定。

三菱UFJ銀 リクイディティ・キャピタルとシンガポールで合弁事業

三菱UFJ銀行とイスラエルのフィンテック・スタートアップのリクイディティ・キャピタルはこのほど、アジアを中心とするスタートアップ企業向けのファイナンス事業を開始することを目的として、合弁契約を締結したと発表した。
合弁会社の名称は「マーズ・グロース・キャピタル」で、シンガポールに拠点を設立する。両社の出資比率は各50%とし、2020年中の設立を目指す。新設ファンドの出資総額8,000万ドルを見込む。

大戸屋HD 食材宅配のオイシックスと業務提携 新事業立ち上げ

定食チェーンを展開する大戸屋ホールディングス(本社:東京都武蔵野市)は8月14日、食材宅配大手のオイシックス・ラ・大地と業務提携契約を締結したと発表した。両社は「おうち大戸屋サブスクリプション事業(仮称)」を立ち上げ、共同で冷凍総菜や弁当の製造・販売を手掛ける。また、オイシックスが扱っている有機野菜を使ったコラボメニューを共同開発し、大戸屋の店舗などで提供していく予定。

BEENOS メルカリの台湾最大マーケットプレイスへの出店サポート

国内外における各種Eコマース事業を手掛けるBEENOS(本社:東京都品川区、以下、ビーノス)とメルカリ(本社:東京都港区)は8月12日、台湾最大級のECモール「Shopee」の台湾における公式ショップ出店をサポートし、同日より出品を開始したと発表した。
両社は「メルカリ」で出品された商品を世界100以上の国・地域に販路拡大するため、2019年11月に業務提携。今回がその第二弾。メルカリの「Shopee Taiwan」での商品取り扱いにあたり、ビーノスの完全子会社が運営する越境ECサポートの代理購入サービス「Buyee」とShopeeがシステム連携する。また、ビーノスグループが翻訳、海外発送、お問い合わせ対応などをサポートすることにより、メルカリの国内出品者は特別な対応をすることなく、販売機会の拡大が見込まれる。

パーソルキャリアとNEC 外国人ITエンジニア人材採用サービス実証実験

パーソルキャリア(本社:東京都千代田区)と日本電気(本社:東京都港区、以下、NEC)は8月13日、自己主権型アイデンティティのコンセプトをベースにした、国をまたぐ新しいダイレクトリクルーティングサービスの実証実験を、インドのITエンジニアと日本企業を対象に、8月から開始すると発表した。
GMOインターネット、ワイヤードビーンズなど計6社の日本企業が参画し、インド在住のITエンジニアを対象に採用活動を行う。参画するインド在住のITエンジニアは、現地でITスキルテストを行い、公平に自分の経験・スキル・実績を証明し、自身の履歴書やスキル情報の真正性を担保する。これによって、求人企業は採用後の人材ミスマッチを防げる。

OEG EV・HV搭載機器向け高電圧遮蔽電源システムのEMC試験開始

OKIグループのOKIエンジニアリング(本社:東京都練馬区、以下、OEG)は8月13日、EV(電気自動車)やHV(ハイブリッド車)に搭載される車載機器を対象とした高電圧遮蔽電源システムによるEMC試験サービスを8月14日より開始すると発表した。EV・HVの開発を手掛ける顧客を支援する新しいサービスとして、今年度1,000万円の売り上げを目指す。
環境への配慮からEV・HVなどの電動車へのシフトが進む中、効率よくエネルギーを使用するために、バッテリーをはじめ車載機器の高電圧化が進んでいる。高電圧側のハーネスから発生する電気的ノイズ(エミッション)が、低電圧側のハーネスに干渉することによって、車載機器に与える影響を調べるEMC試験の需要が増加している。

くら寿司が台湾で店頭公開 日本飲食業で初 中国進出見送り

くら寿司の台湾法人、亜洲蔵寿司は8月13日、店頭登録市場、台湾証券櫃台買売中心の上櫃(グレタイ)市場で9月に店頭公開すると発表した。日本の飲食企業による台湾での店頭公開は初めて。なお、今年予定していた中国市場への進出は見送る。NNA ASIAが報じた。
710万7,000株の新株を発行し、1株当たりの暫定価格は55台湾元(約199円)。亜洲蔵寿司の設立は2014年1月で、現在の資本金は3億7,873万元。くら寿司が83.17%を出資している。台湾での店舗数は現在の27店から年内に30店以上、3年以内に50店舗以上を目指す。

すかいらーくHD マレーシア・KLに「しゃぶ葉」1号店オープン

すかいらーくホールディングス(本社:東京都武蔵野市)の完全子会社、すかいらーくマレーシアは8月12日、しゃぶしゃぶビュッフェ「しゃぶ葉(しゃぶよう)」のマレーシア1号店をソフトオープンした。すかいらーくの海外展開は台湾に続いて2カ国目となる。
店舗は首都クアラルンプール(KL)の商業施設サンウエー・ペロシティー・モール店3階に出店した。座席数は134席。日本の店舗と同様、豚肉や牛肉、約20種類の野菜、デザートなどを食べ放題で提供する。平日のランチは制限時間90分で大人1人38.8リンギット(約1,000円)から。平日のディナーは制限時間120分で大人1人45.8リンギットから。