「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

崎陽軒 8/7台湾・台北に海外1号店オープン シウマイ弁当訴求

横浜名物「シウマイ」などを手掛ける崎陽軒(本社:横浜市西区)は8月7日、台湾・台北駅の駅構内のショッピングセンター内に、海外1号店をオープンした。「台湾版シウマイ弁当」(約630円)、「昔ながらのシウマイ」(20個入り、約1,300円)など全7種を用意、台湾ではあまり馴染みのない「シウマイ弁当」の台湾市場への浸透を図る。

京セラ 中国ファースト社と太陽電池モジュール用封止材料で合意

京セラ(本社:京都市伏見区)は8月7日、中国の太陽電池モジュールの封止材料メーカー、ハンゾーファーストアプライドマテリアル(本社:中国浙江省杭州市、以下、ファースト社)との間で、京セラが保有している太陽電池モジュール用の封止材料に関する特許技術を、ファースト社のみにライセンス供与すること、および新規封止材料の共同開発を行うことで、8月1日に基本合意書を締結したと発表した。
太陽電池モジュールの封止材料は、太陽電池セルを保持し、表面のガラスと裏面のバックシートを接着して太陽電池セルを水分の浸入などの外部環境から保護する部材。

五洋建設 シンガポール入国管理局施設増改築など288億円受注

五洋建設(本社:東京都文京区)は8月4日、シンガポール内務省からシンガポール入国管理局施設増改築工事を約209億円で受注したと発表した。また、6月に同社の子会社となったシンガポールの設備工事会社UG M&E社が、シンガポール工科大学のニューキャンパスの電気設備工事(プロット1&2)を約79億円でそれぞれ受注したことを明らかにした。
入国管理局施設増改築工事は、既存駐車場エリアに地下2階・地上10階の別棟の新築と既存入国管理棟の大規模改修工事。UG M&E社が受注したシンガポール工科大学新プンゴルキャンパスは、2区画合わせて敷地面積9万1,000㎡。最大受け入れ可能学生数1万2,000人のキャンパスを建設するのに伴う工事。

川崎重工 中国に納入したごみ焼却発電施設が電力供給を開始

川崎重工は8月7日、中国CONCHグループとの合弁会社、安徽海螺川崎工程有限公司(以下、ACK)が納入した、中国陝西省咸陽市向けストーカ式ごみ焼却発電施設(750t/日×2炉=1500t/日)が電力供給を開始したと発表した。施設あたりの処理量(1500t/日)および1炉あたりの処理量(750t/日)は同社グループとして最大規模となる。
ACKは2016年1月の第1号施設の稼働以降、急速に受注を伸ばし、2019年以降では18件のストーカ式ごみ焼却発電施設を受注するなど累計の受注件数は40件に達している。中国や東南アジアをはじめとする新興国では、都市化の進展に伴い、増加する都市廃棄物の処理が喫緊の課題となっている。

神鋼環境S カンボジア・モンドルキリ州で2件目の浄水設備受注

神鋼環境ソリューション(本社:神戸市中央区)は8月6日、カンボジアモンドルキリ州セン・モノロム市で、リゾート開発向け浄水設備を受注したと発表した。浄水処理能力は1,000㎥/日。受注範囲は浄水設備(凝集沈殿装置+ろ過装置)の設計、調達、製作、試運転指導。2020年12月試運転完了の予定。
今回の案件は、同社として同市で2件目、カンボジアで6件目の浄水設備受注案件となる。

村田製作所 リチウム電池搭載の産業機器向け高出力バッテリー量産へ

村田製作所(本社:京都府長岡京市)は8月6日、長寿命で安全性の高い独自のリチウムイオン二次電池「FORTELION(フォルテリオン)」を使用した、産業機器向け高出力バッテリーモジュールの量産を8月より開始すると発表した。現状、産業機器の領域では主流の鉛蓄電池に代わり、省スペース、軽量のリチウムイオン二次電池へのニーズが高まっていることに応えるもの。
近年IoTの進展により電子制御される機器の利用が急増。これら高付加価値製品を生産する工場では、これまで以上に安定した電力の供給が求められている。万一停電が発生した場合でも、UPS(無停電電源装置)や瞬時電圧低下補償装置の利用が拡大している。

ローソン 中国・海南省海口市に10月 1号店 23年までに300店舗

ローソンはこのほど、中国海南省を中心に食品・日用品販売などの事業を展開する海南青子実業とエリアライセンス契約を締結したと発表した。海南青子実業はライセンス契約に基づき今後、指定エリアにおける本部機能を持ち、商品開発・物流管理、店舗開発・加盟店募集・運営管理などフランチャイズ運営全般を担う。2020年10月に海口市で1号店を開店する予定。
ローソン(中国)では、コンビニエンスストアを海南省内で2020年に20店舗、2021年までに200店舗、2023年までに300店舗を出店する計画を明らかにしている。

王子HD 40億円投じマレーシアに9カ所目の段ボール新工場

王子ホールディングス(本社:東京都中央区)は8月4日、約40億円を投じマレーシアのジョホール州に9カ所目となる段ボール新工場を建設すると発表した。新工場を運営する現地法人は、王子グループ100%出資によるUnited Kotak Berhad。敷地面積は約4万2,000㎡。段ボール生産能力は月間約700万㎡。2022年1月稼働の予定。
同社はマレーシアで8カ所(北部3カ所、中部3カ所、南部2カ所)の段ボール工場を保有。今回需要の伸びが見込まれる南部で3カ所目となる工場を新設することで、より一層の事業拡大を図る。今回の新工場は東南アジア・インド地域における26カ所目の段ボール製造拠点となる。

キヤノン 日本電産と次世代AGV・AMR分野で協業開始

キヤノン(本社:東京都大田区)は8月5日、ガイドレス方式の次世代自動搬送台車(以下、AGV)や自律走行搬送ロボット(以下、AMR)分野において、日本電産グループの日本電産シンポ(本社:京都長岡京市)と協業を開始すると発表した。これにより、キヤノンは日本電産シンポが発売するガイドレス方式の次世代AGVにVisual SLAM技術を含む映像解析システムを提供する。

プラス 中国文具大手DELI社と合弁 中国オフィス家具市場へ進出

プラス(本社:東京都港区)は8月4日、中国の大手文具製造・販売会社、DELI GROUP CO.,LTD.(本社:浙江省寧波市、以下、DELI)と合弁で、中国オフィス家具市場へ進出すると発表した。
両社は2019年5月14日に合弁会社「DELI-PLUS OFFICE TECHNOLOGY CO.,LTD.」(以下、DELI-PLUS)を設立。中国オフィス家具市場への進出の準備を進めてきた。そしてDELI-PLUSはすでに6月30日に浙江省杭州市でオフィス家具ブランド「deli-PLUS(デリ‐プラス)」の発表会を開催。今後、店舗、EC、直販のチャネルで「deli-PLUS」ブランド製品を拡販する方針。
2022年2月には、現在建設中の基幹生産拠点・銭塘新区新工場(所在地:浙江省杭州市、敷地面積15万㎡)が本格稼働の予定。