「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

大気社 インドのNicomac社に出資し株式74.0%保有し子会社

空調・クリーンルーム関連設備機器を手掛ける大気社(本社:東京都新宿区)は7月22日、インドのクリーンルーム向けパネルの製造・販売会社、Nicomac Clean Rooms Far East LLP(所在地:インド・テランガナ州ハイデラバード、以下、Nicomac社)に出資し、子会社化すると発表した。7月31日付でNicomac社に31億8,900万インドルピー(45億6,400万円)を出資する。
同社出資時のNicomac社の組織形態はLimited Liability Partnership(LLP)だが、出資後、速やかにNicomac社を株式会社に組織変更する。大気社の議決権所有割合は組織変更後の株式会社で74.0%に相当することになる。
中長期的に経済成長が見込まれるインド市場において、高機能の空調設備を必要とする医薬品製造環境を中心に、Nicomac社のパネル製造、据付技術と大気社の空調設備技術の融合により、同国クリーンルーム建設市場への対応力強化を目指す。

マツダ 8月から通常操業体制に復帰 7月で生産調整を終了

マツダは7月22日、日本、メキシコ、タイの工場で実施してきた新型コロナウイルス感染拡大に伴う生産調整を7月で終了し、8月から生産調整以前並みの、通常の操業体制に復帰すると発表した。日本の全工場では残業および休日出勤を行う計画。9月以降も通常の操業体制を継続する予定。

ロフト 中国・上海に初の海外直営店7/24グランドオープン

生活雑貨専門店「ロフト」(本社:東京都渋谷区)は7月22日、子会社のロフト商業管理(上海)有限公司(所在地:中国上海市)が24日にロフト初の海外直営店となる「徐家●(スージャーホイ)ロフト」を上海市内、徐家●地区の人気商業施設、メトロシティ(美羅城)にグランドオープンすると発表した。徐家●は上海市内5大商圏の一つ。店舗の営業面積は938㎡(標準店タイプ)、商品数は約1万2,800種類。営業時間は10~22時。
ロフトは2020年6月末現在、日本国内に131店舗を展開している。

三菱自動車「パジェロ」生産の岐阜工場を3年内に閉鎖へ

三菱自動車は、子会社のパジェロ製造(所在地:岐阜県坂祝町)の乗用車工場を3年以内をめどに閉鎖する。同工場では多目的スポーツ車(SUV)「パジェロ」などを生産してきたが、販売低迷で稼働率が落ち込んでいた。同社は輸出用に維持してきたパジェロの生産を2021年にも終了、パジェロの生産から完全に撤退する。

NECとSITA 空港の搭乗手続きに顔認証を活用しグローバル展開

日本電気(本社:東京都港区、以下、NEC)と航空系ITソリューションプロバイダーのSITA(シータ、本社:スイス・ジュネーブ)は7月21日、協業し顔認証を活用して、空港における搭乗手続きを安全・安心かつシームレスに実現するソリューションをグローバルに展開していくことで合意したと発表した。
新型コロナウイルス感染症が世界中で拡大する中、顔認証による非接触での搭乗手続きにより、安全・安心な空の旅の実現に貢献する。

三洋化成 APB「全樹脂電池」を自律型無人潜水機に搭載し実証実験

三洋化成(本社:京都市東山区)は7月20日、関係会社のAPB(本社:東京都千代田区)が次世代型リチウムイオン電池「全樹脂電池」を、川崎重工が開発する自律型無人潜水機(AUV)に搭載し、実証実験を開始したと発表した。
同実証実験では、まず川崎重工の神戸工場内岸壁の試験エリア内で、AUVの出力試験を行う。今後も連続航続距離、充電特性や耐水圧性など、AUV実機を用いた試験を実施していく予定。
今回の実証実験を皮切りに、APBは大型定置用蓄電池向けなど全樹脂電池の用途展開を促進させ、将来的には新しい社会インフラとなるよう開発を推進する。

トヨタ 8月の国内生産は当初計画並みに 新車需要回復で

トヨタ自動車は7月21日、8月の国内生産台数が新型コロナウイルスの流行前に作成した計画比で3%程度まで回復するとの見通しを発表した。計画比で6月は約4割減、7月は約1割減まで縮小してきていた。当初計画並みに回復を見込むのは、経済社会活動の再開に伴い、徐々に国内外での新車需要が盛り返してきているため。

大阪府とNEC スマートシティ推進で協定締結 コロナ第2波に備え

大阪府と日本電気(本社:東京都港区、以下、NEC)は7月21日、新型コロナウイルス感染症の第2波に備え、スマートシティ推進を目的に同日、事業連携協定を締結したと発表した。医療・教育・商工等の行政分野において、対応力の強化を図るため、新しい生活様式の実践に向けてICT企業・団体との連携を推進していく。

ANA 関空発着の国内5路線の運航再開 「GoToトラベル」開始

全日本空輸(ANA)は7月22日、関西空港を発着する国内線の一部運航を再開した。観光需要の喚起策「GoToトラベル」の一環で、ANAが運航を再開したのは関西空港と札幌や沖縄県の石垣島などとを結ぶ国内線の5つの路線。ANAは新型コロナウイルスの影響で、およそ3カ月にわたって関西空港を発着するすべての便を運休していた。
関西空港では、LCC(格安航空会社)のピーチ・アビエーションも7月22日から国内線のすべての便を運航再開している。