「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

楽天銀行 台湾のIBF社との合弁銀行会社の設立登記を完了

楽天銀行(本社:東京都世田谷区)は5月19日、楽天カード(本社:東京都港区)と金融業を手掛ける台湾のIBF Financial Holdings Co.,Ltd.(以下、IBF社、所在地:台北市中山区)とともに設立した、電子メディアによる銀行業「樂天國際商業銀行股份有限公司」(所在地:台北市中山区)の設立登記を18日に完了したと発表した。同銀行の資本金は100億台湾ドル。出資比率は楽天銀行50%、楽天カード1%、IBF49%。

日産車を製造販売するタンチョンモーターのミャンマー新工場が再稼働

日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、マレーシアなどで日産自動車を製造販売するタンチョンモーターのミャンマー新工場が5月18日、再稼働した。ヤンゴンの北東、パゴーの新工場は、2020年1月から自動車の生産を開始したが、4月の水かけ祭り休暇後から実施された政府による新型コロナウイルス関連視察検査のため、生産を停止していた。
今回再稼働したパゴー新工場の総敷地面積は80エーカー(約32万3,760㎡)で、このうち自動車生産関連に50エーカー、部品生産に30エーカーを割り当てる。自動車生産では3棟の工場を建設する計画。1棟目はすでに竣工し、自動車組立工場として稼働している。2棟目は建屋が完成しており、車体・溶接工場として利用する。建設中の3棟目は塗装工場として利用する予定。3棟の工場の建屋面積は、すべて完成すれば合計4万㎡、そして年間生産能力は2万4,000台となる。

明治 中国でスポーツ栄養事業 乳原料調達でNZに新会社設立

明治(本社:東京都中央区)は5月20日、中国で同社初のプロテインなどのスポーツ栄養事業を本格展開するため、乳原料調達戦略強化に向け、メイジ・ニュージーランド(所在地:ニュージーランド・オークランド市)を設立したと発表した。
同新会社の資本金は300万NZドル(約2億円)。同社では中国向けのザバスプロテイン輸出販売事業などを行う計画で、中国におけるスポーツ栄養事業で2023年度約2億元(約30億円)の販売を見込んでいる。

シャープ bnb plusとホステルで「ロボホン」活用の接客サービス

シャープ(本社:大阪府堺市)とbnb plus(本社:東京都千代田区)は5月20日、bnb plusが運営するホステル「bnb+虎ノ門店」で、シャープのモバイル型ロボット「RoBoHoN(ロボホン)」を活用した接客サービスの提供を、6月1日から開始すると発表した。
同サービスはロボホンによる遠隔接客ソリューションを活用する。ロボホンに搭載したカメラが顧客を検知すると、あらかじめ設定した”おもてなし”メッセージを発話。顧客はロボホンを通じてチェックイン・アウトや、スタッフへの様々な相談をすることができる。
bnb plusは2018年1月に創業したホステルオペレーター。東京、大阪を中心に現在20店舗を運営しており、2020年度末までに新たに10店舗の出店を計画している。

リネットジャパンG カンボジアのイーマネー社と業務提携

リネットジャパングループ(本社:名古屋市中村区)は5月19日、カンボジア子会社、プレボア社がカンボジアの大手モバイル決済プラットフォーム、イーマネー社と、非対面型のテレセールスモデルによるデジタル保険サービスの拡充を目指した業務提携に合意したと発表した。5月中にサービスの開始を予定。

日本信号 CYBERDYNEと協業し除菌・清掃ロボット発売

日本信号(本社:東京都千代田区)は5月19日、CYBERDYNE(本社:茨城県つくば市)製造の吸塵型清掃ロボット(商品名「CLINABO CLO2」)の販売を開始すると発表した。同ロボットのサイズは約470mm×480mm×620mm、重量は約62kg(バッテリー含む)。清掃能力は1時間当たり約1,500㎡。両社のダブルブランドで展開する。

ウェブコンサルのペンシル エスエイと提携しベトナム企業に出資

研究開発型ウェブコンサルティング事業を展開するペンシル(本社:福岡市中央区)は5月18日、ベトナム小売流通業界のデジタル化に参入するため、エスエイウェアハウス(本社:福岡市早良区、以下、エスエイ)のベトナム法人SATISFY ALL YOUR NEEDS CO.,LTD.(本社:ホーチミン市、以下、SAYN)に出資し、資本業務提携したと発表した。
今回の出資により、ペンシルはSAYNの株式の13.615%を所有する株主となる。これによりペンシルはSAYNの戦略パートナーとして、ベトナム小売流通業界のデジタル化に参入する。また、ペンシルとエスエイは今回の資本提携により、5月より新たにプロモーション事業、デジタルマーケティングスタジオ事業をスタートさせる。

三井不動産とKDDI 5G活用のオフィスビルのDX目指し基本合意

三井不動産(本社:東京都中央区)とKDDI(本社:東京都千代田区)は5月19日、第5世代移動通信システム「5G」を活用したオフィスビルのデジタルトランスフォーメーション(DX)を目指し、2020年4月に基本合意書を締結したと発表した。
KDDI本社やKDDI DIGITAL GATEにおける実証実験から開始し、2021年4月を目途に日本橋室町三井タワーをはじめとした”三井のオフィス”で、5Gのネットワーク環境を構築。今後オフィスビルの課題解決や働き方改革を促進するオフィスソリューションの提供に向けた取り組みを開始する。

長谷工 ベトナムのエコバ社に36%出資 シナジー効果をを最大化

長谷工コーポレーション(本社:東京都港区、以下、長谷工)は、ベトナムのEcoba Vietnam Joint Stock Company(所在地:ハノイ、エコバ社)が行う第三者割当増資(長谷工出資総比率36%)を2回に分けて引き受けることに合意し、3月6日に契約を締結、5月15日、第1回目の出資を完了したと発表した。
長谷工は今後、エコバ社に取締役1名を含む数名を派遣したうえで、戦略的パートナーとして互いのノウハウの共有・取引先の紹介・ジョイントベンチャーでの受注活動等を行い、シナジー効果を最大化することで、両社の更なる成長を目指す。

ブリヂストン 5月下旬から6月中旬に国内12工場を一時停止

大手タイヤメーカーのブリヂストン(本社:東京都中央区)は5月20日、乗用車用・航空機用・トラック・バス用・建設・鉱山用などのタイやを生産する国内12工場の稼働を5月24日以降、6月14日にかけて一時停止すると発表した。新型コロナウイルスの影響で各産業界の需要が減少しているため。当該工場は栃木、東京、静岡、岐阜、滋賀、山口、福岡、佐賀、熊本の9都県にわたる。