宮崎県が食品加工の支援施設「フード・オープンラボ」
宮崎県は食品関連の試作加工施設「フード・オープンラボ」を、宮崎県食品開発センター (宮崎市)の敷地内に開設した。県内の食品加工企業者らが試作品を開発、食品営業許可に基づいて、市場調査できる体制を整えた。導入設備を含んだ総建設費は約1億6000万円。今後ラボを拠点に、県内の農水産資源を生かした商品開発と販路拡大による食関連産業の振興を狙う。
兵庫県・JAが県産果物の輸出拡大 10月香港から
兵庫県は兵庫六甲農業協同組合(JA兵庫六甲、神戸市)などと組み、同県産果実の輸出を拡大する。10月に香港の日系スーパーでイチジクとカキのフェアを開く。試食販売のほか、消費者調査も実施する。県によると、日本産イチジクを本格輸出するのは初めて。イオンストアーズ香港のコーンヒル店、ウォンポー店など3店で10月9~22日にフェアを実施する。
県香港経済交流事務所と連携し、実施店舗に現地販売員を置く。17~20日はJA兵庫六甲と県消費流通課も販促支援スタッフを派遣する。期間中はイチジクとカキを試食販売して品質を訴える。消費者調査により富裕層を中心に現地のニーズも把握し、ブランド発信と今後の販路拡大につなげる。