「経済」カテゴリーアーカイブ

17年に天王寺と梅田に新ホテル JR西日本

17年に天王寺と梅田に新ホテル JR西日本

西日本旅客鉄道(JR西日本)は10月21日、ホテルを大阪・天王寺で2017年春に、梅田で同年夏にそれぞれ新規に開業すると発表した。ビジネス客に加え国内外の観光客の利用を見込む。ビジネスホテル「ヴィアイン」ブランドで展開する。この結果、同社グループのホテル数は全部で19カ所に増える。
同ホテルはテナントとして入居し、子会社のジェイアール西日本デイリーサービスネット(兵庫県尼崎市)が運営する。天王寺「ヴィアイン天王寺(仮称)」は172室、「ヴィアイン梅田(仮称)」は217室となる。両ホテルとも立地は宿泊客の利便性の高いターミナル駅の近くとした。
併せて、2016年春に大阪府吹田市にショッピングセンターを新設すると発表した。

近畿4~9月期貿易黒字5595億円 2期連続

近畿4~9月期貿易黒字5595億円 2期連続

大阪税関が10月21日発表した2015年4~9月期(上期)の貿易概況(速報)によると、近畿2府4県の貿易収支は5595億円の黒字(前年同期は1481億円の赤字)だった。半期ベースで黒字となるのは、14年度下期から2期連続となる。
原油安で輸入額が減った一方、中国向けのスマートフォン部品や半導体などの輸出が増えた。輸出額は前年同期比4.2%増の8兆911億円となり、半期ベースで前年同期と比較すると5期連続で増えた。輸入額は4.8%減の7兆5316億円で、2期連続で減った。

外国人観光客の宿泊先 規制緩和で確保 大商が提言

外国人観光客の宿泊先  規制緩和で確保 大商が提言

大阪商工会議所は10月20日、訪日外国人客の観光需要の促進に向けた課題をまとめた報告書を発表した。優先度の高い問題としてホテルや旅館などの不足を取り上げ、民間による宿泊施設の建設・投資を促す規制緩和や、財政支援を行政に求めた。
大商が6月に設けた観光関連企業などによる研究会が、実態調査に基づき改善策を示した。報告書によると、外国人客の増加で大阪府内の宿泊施設の稼働率は80%を超え、宿泊予約が困難だと指摘。2020年には大阪市内の外国人宿泊者数がさらに増え、対策を講じないとパンク状態になると予測している。

国際線の冬期ダイヤ 関空便数は開港時94年の3倍

国際線の冬期ダイヤ 関空便数は開港時94年の3倍

新関西国際空港会社は10月20日、国際線の冬期ダイヤ計画(10月25日~16年3月26日)を発表した。訪日外国人の増加を背景に、国内外の格安航空会社(LCC)を中心とした増便が続き、16年1月のピーク時は週1215.5便で、1994年の開港時の3倍となる見通し。
計画によると、貨物便を除いた旅客便は週1069便、14年より267便増加。うちLCCは前年同期比79%増の週339便と初めて3割を超え、就航社数や都市数も過去最高となった。LCCは9割がアジア便で、16社が25都市に就航する。
方面別では、中国は前年同期比54%増の441便、韓国はウォン高の影響で44%増。一方、北米や欧州は円安の影響で、日本人旅行客が減るためやや減少している。

外国人客増で9月大阪地区百貨店売上高6カ月連続プラス

外国人客増で9月大阪地区百貨店売上高6カ月連続プラス

日本百貨店協会が10月20日発表した9月の大阪地区の百貨店売上高は、前年同月比3.8%増の579億円と6カ月連続でプラスとなった。大型連休大型連休「シルバーウイーク」期間中に好天に恵まれたことや外国人観光客の来店増が寄与した。
商品別では、高級腕時計など高額品を中心とした「美術・宝飾・貴金属」が28.2%増と、全国で最大の伸び率となった。化粧品も28.0%増と引き続き好調だった。

「やってやろう」金本阪神新監督 勝ちながら再建

「やってやろう」金本阪神新監督 勝ちながら再建

来季からプロ野球の阪神を率いることが決まった金本知憲(ともあき)・新監督(47)が10月19日、大阪市内で就任記者会見を開いた。2012年に現役引退後は野球評論家として活動。指導経験はないだけに、金本監督は「不安と希望が入り混じっていたが、今はやってやろうという強い気持ちがある」と語った。背番号は未定。計画期間は3年で、年俸は1億2000万円(金額は推定)。
3位に終わった今季の阪神について「勝つんだという気持ちが欠けていた印象」と分析。そのうえで「時間に甘えないように、できるだけ早く、結果を出せるように勝ちながら再建できるようにしたい」と基本的なチーム作りの考え方を示した。
会見に同席した坂井信也オーナーは「『鉄人』『アニキ』として03、05年の優勝に貢献してくれた。記憶、記録に残る大選手。チームに金本イズムを指導者として注入してほしい」と期待を寄せた。

「関西・大阪を元気に!」大阪観光局理事長が講演

「関西・大阪を元気に!」大阪観光局理事長が講演

関西プレスクラブの定例会見が10月19日、大阪市内であり、大阪観光局の溝畑宏理事長が「関西・大阪を元気に!」と題して講演した。2019年にラグビーW杯、20年に東京五輪が開催されることについて、「大阪にとって大きなチャンスが待ち構えている。観光客受け入れを図っていくべきだ」と述べた。「滞在日数や1人当たりの消費額を増やす余地はまだまだある。ただ、ホテル不足が深刻」と指摘し、ホテル誘致を急ぐ考えを示した。

秋の和泉路1335人満喫「和泉弥生ロマン・ウオーク」

秋の和泉路1335人満喫「和泉弥生ロマン・ウオーク」

和泉市の和泉中央駅に隣接するアムゼ広場を主会場に、10月17日開幕した「第17回和泉弥生ロマン・ツーデーウオーク」。全国から1335人が参加し、山道が多くて難易度が高い40㌔や、仮装して歩ける2㌔のコースが設けられ、それぞれの楽しみ方で秋の和泉路を歩いた。18日は和泉市北部に向かって出発する22㌔、17㌔、10㌔の3コースがある。10㌔コースには元サッカー選手の森島寛晃さんがゲストで参加する。

関空 運営権売却 オリックス・仏バンシ連合に内定

関空 運営権売却 オリックス・仏バンシ連合に内定

新関西国際空港会社は関空と大阪国際(伊丹)空港の運営権売却の優先権交渉権をオリックスと仏空港運営大手バンシ・エアポートの企業連合に付与することを内定した。9月に締め切られた運営権売却の最終入札に応募したのは同連合のみ。国土交通省の承認を得て、2016年3月末に運営権が移管される。
新関西国際空港会社は今週開く取締役会でオリックス・バンシ連合を優先交渉権者に選ぶことを正式に決める。11月をめどに国交相の承認を得て、運営権売却の基本協定を結ぶ。運営権の総額は約2兆2000億円となる見込み。

金本氏 阪神監督に決定 球団要請を受諾

金本氏 阪神監督に決定 球団要請を受諾

プロ野球の阪神は10月17日、次期監督に就任を要請していたOBで野球評論家の金本知憲氏(47)から受諾の連絡があったと発表した。契約期間などは、19日以降の記者会見で明らかにされる見通し。
阪神は今季、セ・リーグで優勝争いを演じたが、シーズン最終盤に失速。3年ぶりに負け越しての3位に終わった。優勝の可能性が消えた直後の9月30日には就任4年目だった和田豊・前監督(53)の退任を発表。この直後から球団は、金本氏に絞り就任要請していた。