「経済」カテゴリーアーカイブ

関西の百貨店免税品売り上げ 昨年度は1.8倍に増加

関西の百貨店免税品売り上げ 昨年度は1.8倍に増加

日銀大阪支店のまとめによると、昨年度の関西(大阪、京都、神戸)の主要百貨店の免税品の売り上げは、1098億2300万円と前年度のおよそ1.8倍に増えた。この規模は、同支店がこの調査を開始した平成25年度のおよそ10倍に上るという。
これは、関西のアジア地区からの玄関口、関西空港を発着するLCC(格安航空会社)の増便で訪日外国人旅行者が増え続けているためで、化粧品や子供服、高級バッグ・時計などの販売が引き続き好調だという。

予約の2割訪れず「太陽の塔」内部公開

予約の2割訪れず「太陽の塔」内部公開

大阪府は内部を一般公開中の「太陽の塔」(大阪府吹田市)について、予約者の2割近くの人が実際は訪れていないことから、都合が悪くなった場合は早めにキャンセルするよう呼び掛けている。
一般公開に参加するには、専用のホームページでの事前予約が必要で、大阪府によると予約が殺到し、すでに8月までの枠がほぼ埋まっている。ところが、4月25日までの予約者が4万7000人だったのに対し、実際の入館者は約3万9000人にとどまっていて、予約者の2割近く(約8000人)が訪れていないという。
大阪府はキャンセルが出た場合、専用のホームページ前日夜まで申し込みを受け付けるとしている。

10月から放送の「まんぷく」の収録始まる

10月から放送の「まんぷく」の収録始まる

2018年10月から放送が始まるNHKの連続テレビ小説「まんぷく」の収録が5月1日、NHK大阪放送局で始まった。
1日は第1週に放送されるシーンの撮影が行われ、家族が団らんする場面ではヒロイン・今井福子役の安藤サクラさんや、母親役の松坂慶子さん、ヒロインの姉役の内田有紀さんなど出演者たちが食事をしながら、和やかに会話を交わしていた。
「まんぷく」は、大阪で世界初のインスタントラーメンを開発した夫婦をモデルにしたオリジナルドラマで、10月から2019年3月末まで半年間、放送される。

大阪・堺市で古墳の周り走るマラソン大会に6000人

大阪・堺で古墳の周り走るマラソン大会に6000人

世界文化遺産への登録を目指している大阪府南部の「百舌鳥・古市古墳群」をPRしようと、大阪府堺市で4月29日、古墳の周りを走るマラソン大会が開かれた。
この大会は、古墳群の中でも最も大きく仁徳天皇陵とされる陵墓の周囲を走るコースが特徴で、前方後円墳の陵墓を横目にする大会に全国から家族連れなどおよそ6000人が参加した。

海外の大手IR事業者が集結 PRイベント

海外の大手IR事業者が大阪に集結 PRイベント

カジノを含むIR・統合型リゾート誘致を目指す大阪市(梅田・グランフロント大阪)で4月27・28日の両日、海外のIR事業者が一堂に会する大規模なイベントがあった。会場には海外の大手IR事業者6社がブースを設け、大阪でのIRのイメージ図を展示するなど施設の魅力をPRした。日本国内ではこの種のイベントは今回が初めて。
オープニングセレモニーでは大阪府の松井知事、大阪市の吉村市長らが顔をそろえたほか、イベントには橋下前大阪市長も参加して基調講演した。
ただ、野党の欠席が続く今国会でIR法案が成立するかは不透明だ。

受動喫煙対策で大阪市が独自条例制定へ

受動喫煙対策で大阪市が独自条例制定へ

大阪市の吉村市長は受動喫煙対策について、政府が今国会に提出している法案では不十分だとして、市独自のより厳しい基準を設けた条例の制定を目指す考えを示した。
吉村市長は「大阪は命や健康をテーマに万博の誘致を目指しているので、国際的にみてより厳格なルールが必要だと考えている」としている。夏までに飲食店の関係者や有識者などからなる組織を立ち上げ、事業者の意見も踏まえながら、喫煙を規制する店舗の面積など条例案に盛り込む内容について、具体的な検討を行う方針を明らかにした。
今国会には、個人や中小企業が経営する客席面積が100平方㍍以下の既存の飲食店では、喫煙や分煙の表示をすれば、喫煙を可能とするなどとした法案が提出されている。

シャープ4年ぶり最終黒字 任天堂7年ぶり売上高1兆円超え

シャープ4年ぶり最終黒字 任天堂7年ぶり売上高1兆円超え

関西企業の2018年3月期決算が発表されている。台湾の鴻海精密工業の傘下で再建中のシャープは業績が急回復、連結決算で最終的な利益が702億円の黒字となり、1年間の決算として4年ぶりに黒字を確保した。また、任天堂は売上高が前期比2.1倍の1兆556億円と7年ぶりに1兆円の大台を超えた。
シャープは、タブレットや車載、スマートフォン向け中小型液晶パネル、中国・欧州向け液晶テレビの販売増や、鴻海と連携したコスト削減が寄与し、赤字だった前年度から950億円余り改善した。売上高は前年度比18.4%増の2兆4272億円。この結果、6年ぶりに株主への配当(普通株式で、1株当たり10円)を行うと発表した。19年3月期は売上高2兆8900億円、最終利益800億円を見込む。
任天堂の好業績の最大の要因は「ニンテンドースイッチ」で、当初の販売目標1000万台に対し、大幅に上回る1505万台に達し、業績をけん引した。営業利益は前年度比約6倍の1775億円となった。

グランフロント大阪 まちびらきから5周年 1日平均15万人

グランフロント大阪 まちびらきから5周年 1日平均15万人

グランフロント大阪はまちびらきから4月26日、5周年を迎えた。この間、累計延べ来場者数は2018年1月27日に2億5000万人を突破。5年目(2017年4月26日~2018年4月25日)の来場者数は、1日平均15万人(前年比102%)となり、まちびらき以来、最も多くの人がまちを訪れ、活気あふれる1年となった。
グランフロント大阪は、GRAND THANKS!5th Anniversary「ART SCRAMBLE」と題して、この1年間様々な切り口のアートイベントを実施するほか、ショッピング&レストランでは、まちびらき以来初の大型リニューアルを行う。
オフィス部分も満室稼働状態を継続しており、関西におけるフラッグシップビルとしてのポジションを確立している。

関西のワインはいかが?ワイナリー協会がイベント

関西のワインはいかが?ワイナリー協会がイベント

大阪のワイン醸造所でつくる大阪ワイナリー協会が4月22日、大阪府柏原市で大阪や関西にあるワイン醸造所でつくられたワインを多くの人に楽しんでもらう催しを開いた。これは、同協会が大阪・関西産ワインの需要振興の一環として毎年この時期に開いているもの。
今回、大和川の河川敷で開かれた催しには、大阪の7つのワイン醸造所はじめ関西各地の合わせて11のワイン醸造所がブースを設けて自慢のワインを出品した。会場には朝から多くの人たちが集まり、持ち寄った料理とともに、ワインを楽しみながら会話が弾んでいた。
大阪の河内地方は土地の水はけがよいことなどから、かつてはぶどうの一大産地として知られ、ワインづくりも盛んだった。いまは数は大幅に減ったが、まだ多くの醸造所があるという。

近畿各地で気温急上昇 夏日を記録

近畿各地で気温急上昇 夏日を記録

気象台によると、4月22日の近畿地方は高気圧に覆われ広い範囲で晴れて気温がぐんぐん上昇、2府4県の各地で最高気温が25度以上の夏日となった。中でも京都府南丹市園部では真夏日(気温30度以上)に近い、29.6度を記録、7月上旬並みの陽気となった。
この気温急上昇を受けて、気象台は「この時期は体が暑さに慣れていないため、熱中症になりやすい。こまめに水分を摂ってください」と注意を呼び掛けている。23日も雲は広がるものの、引き続き気温が上がる見込み。