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富士通グループ 国内のオフィススペース23年3月までに半減へ

富士通は7月6日、国内のグループ会社を含めたオフィススペースを、2023年3月までに半減させると発表した。全国の固定的なオフィスを順次縮小し、自宅やサテライトオフィスなどで柔軟に働けるようにする。
同社はグループで働く約8万人を対象に在宅勤務を推奨。現在も工場を除くオフィスへの出社率を最大25%に抑える取り組み進めているが、全社員を対象に月額5,000円のテレワークに伴う補助金なども新設し、在宅を原則とした働き方にシフトしていく。
全国の各エリアごとに中核オフィスやサテライトオフィスを設け、全席をフリーアドレスにする。また、コアタイムを設けない「スーパーフレックス制度」の対象を国内グループ全社員に拡大、社員が働く場所や時間を柔軟に選択できるようにする。

NEDOとシャープ 高効率EV用太陽電池パネルを製作 充電回数ゼロも

NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)とシャープ(本社:大阪府堺市)は7月6日、日産自動車やトヨタ自動車などとの実証事業で得た、世界最高水準の高効率な太陽電池モジュール(変換効率31.17%)と同等のセルを活用し、電気自動車(EV)用太陽電池パネルを製作したと発表した。
同パネルは1KWを超える定格発電電力を達成し、走行距離や走行時刻などの利用パターン次第では、年間の外部電源からの充電回数をゼロにできると試算している。

「岸和田だんじり祭」今年は新型コロナで75年ぶり引き回し中止に

大阪府岸和田市の「岸和田だんじり祭」を運営する団体は7月6日、新型コロナウイルス感染防止対策が困難として、今年は9月に行われる予定のだんじり祭の引き回しを中止し、神事だけを執り行うことを決めたと発表した。同市によると、岸和田だんじり祭が中止になるのは、終戦直後の昭和20年以来75年ぶりという。
岸和田だんじり祭は、五穀豊穣を願って江戸時代から300年以上続く伝統の祭りで、力強い掛け声とともに勇壮にだんじりを引き回すことで知られ、今年は9月19~20日に予定されていた。だんじり祭は2つの地区の団体が運営していて、別の地区の団体は6月に中止を発表していた。

都知事に小池氏再選 宇都宮氏らに圧勝 コロナ対策など課題山積

コロナ下の選挙戦となった東京都知事選挙が7月5日投開票され、現職の小池百合子氏(67)が開票直後、早々と再選を決めた。元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(73)や、れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)らを得票数で圧倒した。
ただ、”withコロナ”時代の新型コロナウイルスの感染者抑制対策と経済対策、東京五輪・パラリンピックの簡素化・開催など課題は山積。日本の首都・東京都知事としての2期目、その手腕が問われる。

大戸屋HD 「大戸屋ごはん処」合弁で中国市場へ再参入

大戸屋ホールディングス(本部:東京都武蔵野市)は7月3日、中国・上海市で飲食事業の運営に実績のある企業と合弁会社を設立し、全家便利商店戸股份有限公司(Taiwan FamilyMart Co.,Ltd. 以下、台湾FM)と当該合弁会社が、中国におけるサブフランチャイズ契約を締結し、改めて中国市場における「大戸屋ごはん処」の展開を推進すると発表した。
大戸屋ごはん処をフランチャイズ展開する合弁会社「上海全戸成餐飲管理有限公司」の資本金は1,000万人民元(約1億5,200万円)で、出資比率は大戸屋ホールディングス20%、上海●城季諾餐飲管理有限公司50%、上海全餐餐飲管理有限公司30%。7月に設立する予定。
大戸屋ホールディングスは2014年に台湾FMとの間で、中国全土におけるエリア・フランチャイズ契約を締結し、上海市で大戸屋ごはん処の展開を開始、5店舗を出店した。しかし、当初想定した展開には至らず、現在店舗は閉店している。
大戸屋ホールディングスは2020年3月末現在、計436店舗(国内347店舗、海外116店舗、フランチャイズ含む)を展開している。

「いきなり!ステーキ」再建へ「ペッパーランチ」85億円で売却

ペッパーフードサービス(本部:東京都墨田区)は7月3日、ステーキチェーン「ペッパーランチ」事業を投資ファンドのJ-STAR(所在地:東京都)傘下の持株会社へ売却すると発表した。売却額は約85億円。さらに再建中の主力事業「いきなり!ステーキ」の不採算店舗を、関東・中部地区を中心に直営114店舗を閉鎖するとともに、全従業員の4分の1にあたる200人程度の希望退職も募り、再建を急ぐ。このほか、米国子会社が破産申し立てを行い、同国から撤退することも明らかにした。
ペッパーランチは、手ごろな価格でステーキを提供するチェーンで、現在国内約190店、海外300店舗を展開。6月1日付で本体から分離、子会社化していた。

インドネシアの新型コロナの累計感染者数5万6,385人

日本貿易振興機構(ジェトロ)などによると、インドネシア保健省のまとめで6月30日時点の同国全体の新型コロナウイルスの感染者数は、累計で5万6,385人に上っている。主要地域の動向をみると、ジャカルタ特別州は1万1,424人、東ジャワ州が1万2,136人、西ジャワ州3,218人、バンテン州1,453人などと続いている。
同国ではまだ感染者の抑え込みには至っておらず、経済活動の制限措置が出されている。ジャカルタ特別州では7月1日、アニス・バスウェダン知事が大規模経済活動制限(PSBB)の移行期間を14日間延長すると発表した。延長期間は7月3~16日。同州内のほとんどの地域で感染は落ち着き安定しているが、一部地域で広がっていることから、この措置を決めたとしている。
同州は6月5日からPSBBの移行期間フェーズ1として従業員数や収容人数の50%を上限として事業所、レストラン、小売店などの営業を認めている。今回の措置で緩和とはならず、引き続き50%が活動の上限となる。

大阪・中之島に「こども本の森」図書館開館 安藤忠雄氏設計、寄贈

大阪市北区中之島に7月5日、大阪出身の建築家・安藤忠雄さんが設計し、大阪市に寄贈した子ども向け図書館「こども本の森 中之島」が開館した。同図書館は地上3階建て、延床面積は800㎡余。およそ1万8,000冊の本が12のコーナーに分類され、子どもたちの好奇心が次々に湧いてくるよう展示が工夫されている。
式典で、安藤さんは「たくさんの本を読んでもらい、世界に考えを発信できる子どもが1人でも多く出てきてほしい」と述べた。この後、名誉館長を務める京都大学の山中伸弥教授が「本は時間を超えて、場所を越えて、多くのことを学ぶ絶好の機会です」と子どもたちに呼びかけ、開館を宣言した。

関西広域連合 新型コロナで連携 検査の実施や医療資材確保などで

近畿2府4県の自治体などでつくる「関西広域連合」は7月4日、各府県の知事、副知事らが出席し新型コロナウイルス対策本部会議を開いた。この中で今後、新型コロナの第2波を見据え、感染が拡大した場合、検査の実施や医療資材の確保などで連携を深める方針を確認した。
また、コロナと自然災害が同時に起きた場合、府県同士でどのような応援態勢を組むか、検討していくことを申し合わせた。このほか、感染拡大で影響を受けた幅広い業種の事業者を支援するよう、国に働きかけを強める方針を確認した。

シャープ ロボホン活用の小学校向け「AI教育パック」を販売

シャープ(本社:大阪府堺市)は7月3日、コミュニケーションロボット「RoBoHoN(ロボホン)」を活用した小学校向け「AI教育パック」を、教育機関や自治体などの法人を対象に同日より販売すると発表した。同パックを活用したオンライン授業サービスを、マクケア(本社:東京都渋谷区)が運営するクラウドファンディングサービス「Makuake」で同日より販売する。
同パックは、ロボホンの動作や対話プログラムをブロックの組み合わせにより、簡単に作成できるソフトウェア「ロブリック」や「A3RT(アート)」を活用したチャットボットアプリなどのAI教育ツール、授業カリキュラムがセットになっている。