「歴史くらぶ」カテゴリーアーカイブ

「さっぽろ雪まつり」閉幕 253万人来場

北海道の冬の風物詩「さっぽろ雪まつり」が2月11日閉幕した。実行員会によると、8品間の会期中に昨年より21万2,000人多い253万9,000人が訪れた。
76回目の今年は、札幌市中央区の大通公園など市内3カ所に、圧巻の巨大雪像や氷像計200基余りが展示され、その展示像の精巧な作り込みに会場を訪れた多くの人らは驚き、魅入っていた。

秀吉の書状など愛知の旧家が史料1,300点寄贈

戦国時代から織豊政権時代、そして徳川政権へ移行する過程で発生した、有力武将らにまつわる史料約1,300点が、その保有主の愛知県江南市の旧家、生駒家から江南市に寄贈された。
この旧家、生駒家は4代当主の妹が側室として織田信長に嫁ぎ、次男の信雄をもうけたと伝わる、生駒の方の生家。当主ら一族は信長、そして本能寺の変の後、豊臣秀吉、徳川家康の家臣となり、江戸時代には尾張徳川家の家老職を務めた。
当時の生駒家4代当主から柿を贈られた秀吉が感謝の言葉を綴った書状や、5代当主が関ヶ原の戦いで使ったという槍など、貴重な史料が含まれる。

「さっぽろ雪まつり」開幕 3会場で雪・氷像

北海道の冬の風物詩「さっぽろ雪まつり」が2月4日、札幌市内3会場で開幕した。メインの大通会場には大迫力・大圧巻の高さ10m以上の大雪像5基を含む136基の雪像が並び、初日から観光客らでにぎわっていた。
また、60基の氷像を展示しているすすきの会場、そして屋内外にアトラクションも用意しているつどーむ会場の3会場が来場客で溢れていた。11日まで開催される。

インドネシア・ムナ島で世界最古の手形壁画

インドネシア国立研究革新庁とオーストラリア・グリフィス大学などの調査で、インドネシア中部・ムナ島の洞窟にある手形の壁画が、6万7,800年以上前に描かれたことが分かった。成果は1月21日付の英科学誌ネイチャーに掲載された。これまで最古の壁画と考えられてきたスペイン・アルタミラの洞窟壁画より1,000年以上遡ることになり、世界最古とみられる。
壁画があるのは、ムナ島の奥行き23m、高さ8mのメタンドゥノ洞窟。内部には馬に乗って狩りをする人物や鳥など400点以上の絵が褐色の顔料などで描かれているのが見つかっており、今回の手形は2015年に発見された。壁面に手を置き、顔料を吹き付けて制作したステンシル画と考えられる。
研究チームは2023年以降、手形の上に形成された炭酸カルシウムの堆積物を分析した。人物や鳥などは、より新しい年代に描かれていた。

島根県 江戸期の竹島地図 資料71点取得

島根県は1月13日、江戸時代に描かれたとみられる竹島(所在地:島根県)の絵図「松島之図」や、鳥取県米子市の商家、村川家が竹島で漁などをしていたことを記した「村川家文書」など資料71点を取得したと発表した。島根県は「竹島が古くから日本児9んの活動の場であったことを示す第一級の史料」としている。
松島之図は17世紀末から18世紀初めのものとみられ、島の形状など地理的特徴が」詳細に描かれ、島の周囲と現在の隠岐諸島までの距離なども記されている。今回個人から購入した。
村川家文書は、村川家とともに幕府の許可を得て、竹島や竹島に近い韓国東部・鬱陵島(ウルルンド)でアシカ猟やアワビ漁をしていた米子市の商家、大谷家(おおやけ)との間で、漁の収益について取り決めた文書など69点。島根県が個人から寄贈を受けた。このうち「竹島松島の絵図」は鬱陵島や隠岐諸島、竹島が描かれている。

8世紀 長岡京 南北55m建物跡 京都・向日

京都府埋蔵文化財調査研究センターは1月8日、京都府向日市の長岡京(784〜794年)跡で、南北55.6mの大型建物跡が見つかったと発表した。都の中心、長岡宮内で確認された建物のうち最も長大で、都を造営した桓武天皇が政務を行った大極殿などを見下ろせる丘陵上にある。専門家は「天皇が利用した宮殿や役所だった可能性がある」としている。
建物跡は、宮の西端付近にあり、地面の穴に柱を立てる掘っ立て柱構造。柱穴は1辺1.3〜1.8mの方形で、天皇の住まいの内裏正殿などと同規模だった。穴の深さは1.25〜1.9mほどで、内裏正殿より深く、背の高い建物だったと推測される。
南北に長い建物では、平城京(奈良)の離宮「西池宮」跡で約86mの建物跡が見つかっているが、礎石の上に柱を立てる構造だった。柱穴の規模は今回見つかった長岡宮の建物の方が大きい。

ナウマンゾウ化石のDNA解析に初めて成功

山梨大や国立科学博物館などのチームは、日本でかつて生息したナウマンゾウのDNA解析に初めて成功したと発表した。科学誌アイサイエンスに論文が掲載された。
ナウマンゾウは「パレオロクソドン属」と呼ばれる絶滅したゾウで、アフリカから世界に進出した仲間のうち、最も古い約105万年前に分かれた系統だと判明した。パレオロクソドン属は、高さが最大4m超ある大型哺乳類。そのうちナウマンゾウは高さ2〜3m程度と小型。その祖先は数十万年前の氷河期に海面が低下した際、大陸と陸続きになった日本へ渡った。
ナウマンゾウは2万〜3万年前に日本で絶滅したとされ、国内300カ所で化石が発見されているが、遺伝的系統は不明だった。
今回チームは、青森県東通村で発掘された4万9,000年前と3万4,000年前のナウマンゾウの奥歯の化石から、母から子に伝わる「ミトコンドリアDNA」を抽出し、配列を調べることに成功。その結果、ナウマンゾウは約105万年前に分岐した古い系統であると判明した。アフリカから進出した初期の集団が祖先である可能性が高まった。

京都・下鴨神社で新春恒例”蹴鞠初め”

世界遺産・下鴨神社(所在地:京都市左京区)で1月4日、平安貴族の優雅な”遊び”を再現する新春恒例の「蹴鞠初(けまりはじ)め」が行われた。色鮮やかな装束を身に着けた「蹴鞠(しゅうきく)保存会」の男女8人が、境内に設けられた15m四方の鞠庭で輪になり、鹿革でできた直径約20cmの鞠を高く蹴り上げる。その際、発せられる「ヤア」「オウ」「アリ」などの掛け声が”雅”の雰囲気を感じさせる。鞠を地面に落とさずに蹴り続けると、参拝者から拍手や歓声が挙がっていた。

京都・八坂神社で恒例の「かるた始め式」

京都市東山区の八坂神社で1月3日、新春恒例の「かるた始め式」が行われた。全日本かるた協会近畿支部の女性12人が若草色や朱色の、色鮮やかな平安装束を身にまとい百人一首の手合わせを披露した。
同式は、祭神の素戔嗚尊(すさのおのみこと)が日本で最初に和歌を詠んだとの伝承にちなんだ正月行事。

万博黒字 最大370億円 グッズ販売など好調

日本国際博覧会協会(万博協会)は12月24日、東京都内で理事会を開き大阪・関西万博の運営収支が最大370億円の黒字になると見通しを報告した。公式ライセンス商品や入場券の好調な販売が影響した。黒字額は10月に公表された最大280億円から90億円増えた。
運営収入はグッズ販売のロイヤルティー(権利使用料)や入場券販売などで1,480億円なる一方、運営支出は少なくとも1,110億円だった。ただ、人件費の支出など不確定要素が多く、黒字額は今後も変動する可能性がある。
公式キャラクター「ミャクミャク」のグッズなど公式ライセンス商品の売り上げは、10月末時点で1,246億円に゙上り、約60億円が協会側の収入になった。当初2,207万枚とした入場券の販売枚数は、2,225万1,054枚で確定した。旅行会社による販売実績などを精査しして上方修正したが、目標の2,300万枚には届かなかった。
また、万博協会は来場者や海外賓客などに関するデータも公表した。1人あたりの平均来場回数は2.3回で、回数別では1回が最多の66%、2回17.8%、3回5.3%。10回以上は4%だった。会期中に何度でも来場できる「通期パス」の利用者は平均11.8回だった。