京都市東山区の三十三間堂(蓮華王院)で1月12日、20歳の男女が弓の腕前を競う全国大会、新春恒例の通称”通し矢”が開かれた。今冬最強の寒波で手指がかじかむ寒さの中、全国から集まった約1,600人が華やかな振り袖・袴姿で、いずれも真剣な眼差しで60m先の的を見据え、次々と屋を放っていた。通し矢は鎌倉時代に始まってとされる。
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島原城跡, 古代「大宰府」守った前畑遺跡 国史跡指定へ
文化審議会は12月20日、江戸時代に起きた島原・天草一揆(1637〜1638年)を退けたことで知られる島原城跡(所在地:長崎県島原市)や、古代の役所「大宰府」政庁を守る土塁があった可能性がある前畑遺跡(所在地:福岡県筑紫野市)など6件を史跡に指定するよう文部科学省に答申した。このほかの答申は次の通り。【史跡】松倉城跡(所在地:岐阜県高山市)、越高(こしたか)遺跡(同長崎県対馬市)、臼杵城跡(同大分県臼杵市)、与論城跡(同鹿児島県与論町)。【名勝】納池(のいけ)(同大分県竹田市)【登録記念物】明神山(同奈良県王寺町)、丸井氏庭園(同鳥取県倉吉市)、上林(かみはやし)の風穴(同愛媛県東温市)、穴井戸観音(同大分県豊後高田市)。
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日本の「伝統的酒造り」ユネスコの無形文化遺産登録決定
南米のパラグアイで開かれているユネスコの政府間委員会は12月4日(日本時間5日)、日本が提案した日本酒や焼酎、泡盛など日本の「伝統的柵造り」について審議、全会一致で無形文化遺産に登録することを決めた。
500年前に原型が確立した日本の「伝統的酒造り」は①米や麦などを蒸す②こうじをつくる③もろみを発酵させるーーなど伝統的に培われてきた技術が各地の風土に応じて発展し、自然や気候と深く結びつきながら伝承されてきた。こうした技術で製造される酒は、儀式や祭礼行事などにも使われ、日本文化で不可欠な役割を果たしてきたとされている。
今回の登録決定で、国内の無形文化遺産は「能楽」「和食」「風流踊」など23件となる。