「アジア」カテゴリーアーカイブ

インド パビリオン テーマ「命を救う」外観にハヌマーン

インドは4月25日、2025年大阪・関西万博に出展するパビリオンの概要を明らかにした。パビリオンの責任者を務めるインド貿易促進機構のプラディーブ・シン・カロラ氏がメディアのインタビューに答えた。
インドで信仰を集める猿の神様「ハヌマーン」が、山に茂る薬草で人々の命を救ったとする神話から「命を救う」をテーマとし、山をイメージしたパビリオンの外観にはハヌマーンの姿があしらわれている。パビリオン内部では宇宙関連の技術を展示するほか、製薬などの医療技術を紹介する。また本格的なインド料理を提供する。カロラ氏は来週にも入札でパビリオンの建設会社を決め、今年11月までに工事を終了したいとの考えを示した。

神戸ポートタワー 約2年半ぶりリニューアルオープン

神戸港のシンボルで改修工事中だった「神戸ポートタワー」(所在地:神戸市、高さ108m)が4月26日、約2年半ぶりにリニューアルオープンした。今回、地上100m付近にガラス張りの「屋上デッキ」を新設。六甲山系からベイエリアまで360度眺望を楽しめる。夜間の営業時間は改修前から2時間延長され、午後11時までとなる。

フランスの25年万博パビリオン起工式「自然への愛」

2025年大阪・関西万博に出展するフランスは4月23日、会場の夢洲でパビリオンの起工式を行った。起工式にはフランス政府関係者、大阪市の横山市長、博覧会協会幹部らが出席し、工事の安全を祈った。工事は5月中にも着工し、2025年年明けごろまでに完成させたいとしている。
同国のパビリオンのコンセプトは「愛の讃歌」で、環境問題の解決に向けた「自然への愛」などをテーマに様々な企画やイベントを通してフランスの技術や取り組みを紹介する。

カタールの25年万博パビリオン デザインは隈研吾が担当

2025年の大阪・関西万博に出展するカタールは4月23日、会場の夢洲で起工式を開くとともに、建築家の隈研吾さんが手掛けたパビリオンのデザインを発表した。パビリオンはカタールの伝統的な帆船から着想を得たという木造建築で、外観は船の帆をイメージした白い幕で覆われていて、内装には日本産の杉を使用するという。パビリオンは24日着工し、2025年2月末ころに完成する予定。

JR尼崎脱線事故19年 現場慰霊施設「祈りの杜」で追悼式

乗客106人と運転士が死亡、562人が負傷したJR福知山線脱線事故から4月25日で19年経過した。兵庫県尼崎市の現場、慰霊施設「祈りの杜(もり)」では朝から追悼慰霊式が営まれた。同式には遺族、負傷者、JR西日本の役員らが参列し、午前9時18分に黙とうを捧げ、犠牲者を悼んだ。
JR西日本の長谷川一明社長は式典で「命の大切さを刻み、ハード・ソフト両面での改善を継続し、さらなる安全性の向上に努める」と述べた。

関西の23年度貿易収支3.4倍の黒字に 資源価格一服で改善

大阪税関によると、2023年度の関西の貿易収支は2兆5,838億円の黒字だった。エネルギー価格の高騰が一服し、輸入額が減少したことなどから黒字額は前年度比3.4倍となった。
輸入額は前年度比12%減の18兆4,590億円、輸出額は同3.2%減の21兆429億円だった。円安を追い風に米国向け輸出が過去最高を更新したものの、中国向けの半導体関連部品の輸出が減少した。

「大阪堂島浜タワー」竣工 ビジネス・賑わいの新拠点に

三菱地所、三菱商事都市開発、積水ハウス、三菱HCキャピタルの4社は4月22日、大阪市北区堂島浜一丁目で開発を進めてきた「大阪堂島浜タワー」が15日に竣工、19日に竣工式を執り行ったと発表した。
商業ゾーンは4月、ホテル・観光展望施設は7月より順次開業する。同タワーは地上32階、延床面積約6万7,000㎡のオフィス・ホテル・商業ゾーンからなる複合ビル。大阪のシンボル、御堂筋と堂島川を結ぶ、新たなビジネスと賑わいの発信拠点として期待される。

25年大阪・関西万博ボランティア応募人数2万人超える

2025年大阪・関西万博の運営を担う国際博覧会協会は4月22日、万博期間中に来場者らをサポートするボランティアの応募人数は19日時点で2万2,799人に上ったと発表した。同協会はボランティアの募集人員を2万人を目標に掲げていたが、1月26日に募集を始め、募集締め切りの4月末を前に達成した。

25年万博 オーストリアがパビリオンのデザイン一部見直し

オーストリア大使館は4月18日、2025年大阪・関西万博に出展するパビリオンの基本デザインやコンセプトは維持しながら、一部見直し、縮小した新しい感性予想図を公開した。建設資材の高騰や人手不足を背景に建設工事が遅れているためで、レストランとイベントスペースを一体化し、内部の面積を当初予定の270㎡から220㎡に縮小した。
ただ、基本デザインやコンセプトはそのままで、「未来を作曲」のパビリオンテーマに沿って、建物の正面には高さおよそ12mの五線譜をイメージした螺旋(らせん)状の木造のオブジェが設置される。

25年万博 米国がパビリオン起工式 5月の連休明けに着工

米国は4月17日、2025年大阪・関西万博に出展するパビリオンの起工式を会場となる夢洲で開いた。同式には米国のエマニュエル駐日大使はじめ、同万博の羽田浩二日本代表ほか大阪府の吉村洋文知事、大阪市の横山英幸市長らが出席した。
同国のパビリオンのテーマは「Imagine What We Can Create Together(共に創出できることを想像しよう)」。日本の「わび」「さび」に着想を得た木造の外観を持つ三角形の建物2棟や、米国の名所を映し出すスクリーンなどで構成される。5月の大型連休明けに着工し、10月までに主要な構造体の工事を終えたい考え。