「アジア」カテゴリーアーカイブ

「大阪堂島浜タワー」竣工 ビジネス・賑わいの新拠点に

三菱地所、三菱商事都市開発、積水ハウス、三菱HCキャピタルの4社は4月22日、大阪市北区堂島浜一丁目で開発を進めてきた「大阪堂島浜タワー」が15日に竣工、19日に竣工式を執り行ったと発表した。
商業ゾーンは4月、ホテル・観光展望施設は7月より順次開業する。同タワーは地上32階、延床面積約6万7,000㎡のオフィス・ホテル・商業ゾーンからなる複合ビル。大阪のシンボル、御堂筋と堂島川を結ぶ、新たなビジネスと賑わいの発信拠点として期待される。

25年大阪・関西万博ボランティア応募人数2万人超える

2025年大阪・関西万博の運営を担う国際博覧会協会は4月22日、万博期間中に来場者らをサポートするボランティアの応募人数は19日時点で2万2,799人に上ったと発表した。同協会はボランティアの募集人員を2万人を目標に掲げていたが、1月26日に募集を始め、募集締め切りの4月末を前に達成した。

25年万博 オーストリアがパビリオンのデザイン一部見直し

オーストリア大使館は4月18日、2025年大阪・関西万博に出展するパビリオンの基本デザインやコンセプトは維持しながら、一部見直し、縮小した新しい感性予想図を公開した。建設資材の高騰や人手不足を背景に建設工事が遅れているためで、レストランとイベントスペースを一体化し、内部の面積を当初予定の270㎡から220㎡に縮小した。
ただ、基本デザインやコンセプトはそのままで、「未来を作曲」のパビリオンテーマに沿って、建物の正面には高さおよそ12mの五線譜をイメージした螺旋(らせん)状の木造のオブジェが設置される。

25年万博 米国がパビリオン起工式 5月の連休明けに着工

米国は4月17日、2025年大阪・関西万博に出展するパビリオンの起工式を会場となる夢洲で開いた。同式には米国のエマニュエル駐日大使はじめ、同万博の羽田浩二日本代表ほか大阪府の吉村洋文知事、大阪市の横山英幸市長らが出席した。
同国のパビリオンのテーマは「Imagine What We Can Create Together(共に創出できることを想像しよう)」。日本の「わび」「さび」に着想を得た木造の外観を持つ三角形の建物2棟や、米国の名所を映し出すスクリーンなどで構成される。5月の大型連休明けに着工し、10月までに主要な構造体の工事を終えたい考え。

25年万博の経済波及効果は大阪府内で約1.6兆円と試算

大阪府・市は4月12日、2025年大阪・関西万博の経済波及効果について、大阪府内では約1.6兆円とする試算を発表した。全国における経済波及効果については経済産業省が3月29日に、2018年の試算から4,000億円上方修正する約2.9兆円とする試算を発表しており、大阪府・市の試算はこの56%に相当する。万博推進本部によると、主な内訳は建設投資に5,732億円、運営・イベントに3,233億円、来場者の消費で7,217億円など

”わ!ドイツ” 大阪・関西万博会場でドイツが起工式

大阪・関西万博に出展するドイツが4月10日、会場の夢洲でパビリオンの起工式を行った。ドイツ政府関係者、大阪府の吉村知事、BIE(博覧会国際事務局)のケルケンツェス事務局長らが出席し、工事の安全と成功を祈った。
ドイツパビリオンのメインテーマは「循環経済」で、パビリオンそのものが「わ!ドイツ」と名付けられている。建物は7つの円筒状の木造建築が連なる構造で、水や植物など自然の環境について学べる展示や、ドイツで生産される循環型製品が展示される予定。

万博開幕まで1年を前に「大屋根リング」建設現場公開

2025年4月13日に開幕する大阪・関西万博までまもなく1年となるのを前に4月8日、会場のシンボルと位置付けられている巨大な木造建築物「大屋根リング」の建設現場が、報道陣に公開された。運営主体の博覧会協会幹部は全体の8割程度が完成し、今年9月下旬にはリング型につながり、工事が順調に進んでいることを強調した。屋上では幅およそ8mの歩道が設けられ、来場者が会場全体を眺めながら散策できるようになるという。
大屋根リングは1周およそ2km、高さは最大20mで、完成すれば世界最大級の木造建築物となり、会場のコンセプトの「多様でありながら、ひとつ」を表現するシンボルとして建設されている。大屋根リングを巡っては344億円の建設費について「高すぎる」といった声があがっているほか、万博閉幕後の活用方法などの課題が出てきている。

近畿23年度倒産 前年度比32%増の2,234件 9年ぶり高水準

帝国データバンク大阪支社のまとめによると、2023年度の近畿2府4県の倒産件数(負債額1,000万円以上)が前年度比32%増の2,234件に達した。これは2014年度の2,248件以来、9年ぶりの高水準。
新型コロナウイルス禍による規制が緩和され、経済活動が急速に回復する中で、原材料価格の高騰や人手不足が深刻化するなど、中小企業を取り巻く環境が厳しさを増した。新型コロナ対応で急場を凌いだ、政府の”ゼロゼロ融資”の返済が本格化したことも経営を圧迫した。

大阪に春の訪れ 4/5 造幣局「桜の通り抜け」始まる

大阪に春の訪れ告げる風物詩、造幣局(大阪市北区)の「桜の通り抜け」が4月5日、始まった。事前申込制で11日まで。
大川(旧淀川)沿いの約560mにわたる通路に141品種、340本の様々な姿・形の桜が並ぶ。ソメイヨシノをはじめ今年は開花が遅れたうえ、遅咲きの八重桜が多くを占めるため340本のうち、咲いているのは3割程度。造幣局によると、開花のピークは4月第2週の中ごろという。
通り抜けは今年で136回目。今年の花には「大手毬(おおてまり)」が選ばれ、会場内やオンラインで販売する記念硬貨のデザインに採用されている。