「経済」カテゴリーアーカイブ

LCCの「ピーチ」と「バニラ」2年後めどに統合

LCCの「ピーチ」と「バニラ」2年後めどに統合

ANAホールディングスは3月22日、傘下のLCC「ピーチ・アビエーション」と「バニラ・エア」を、2年後の2020年3月末をめどに経営統合すると発表した。3社のトップが会見した。機材の運用や整備を共同で行うことなどにより経営基盤を強化し、今後成長が見込まれるアジア路線を拡大していくことになった。
統合は、関西空港が拠点のピーチ・アビエーションが、成田空港が拠点のバニラ・エアを吸収する形で行う。両社の売上高を合わせるとおよそ760億円、LCCとして国内首位となり、ANAホールディングスでは3年後の2021年3月末には、新会社の売上高を1500億円へ倍増したいとしている。

大阪と和歌山でサクラ開花 大阪は最も早く

大阪と和歌山でサクラ開花 大阪は最も早く

全国で相次ぎ平年より早めのサクラの開花が伝えられているが、近畿地方でも3月20日、大阪市と和歌山市でサクラの開花が発表された。気象台によると、大阪市では昨年より10日、平年より8日、和歌山市では昨年より10日、平年より6日、いずれも早くなっている。
3月に入って平年を上回る温かさが続いていたため、サクラのつぼみが順調に育っていたとしている。大阪市では観測を始めた昭和28年以降、平成14年と並んで最も早い開花となった。
大阪市と和歌山市のサクラは、1週間から10日間ほどで満開を迎える見通し。

太陽の塔内部 耐震工事終わり3/19から一般公開

太陽の塔内部 耐震工事終わり3/19から一般公開

1970年の大阪万博のシンボル「太陽の塔」(大阪府吹田市)の内部の耐震工事が終わり、3月19日から一般に公開されるのを前に18日、関係者が出席して記念式典が行われた。
同式典には大阪府の松井知事や、大阪にゆかりのあるドリームズ・カム・トゥルーなどが出席し関係者らがテープカットして、党の内部の公開を祝った。この後、関係者らは塔の内部に入り、生物が進化していく過程を表現した高さ41mの「生命の樹」や、古代の「三葉虫」などの色とりどりの模型を興味深そうに眺めていた。
一般公開は事前の申し込みが必要で、大阪府によると4月末~5月初旬の大型連休まですでに予約で埋まっているという。

「JR総持寺」駅が開業 大阪府茨木市

「JR総持寺」駅が開業 大阪府茨木市

大阪府茨木市で3月17日、JR東海道線に新しい駅「JR総持寺」駅が開業し、記念の式典が行われた。同駅はJR西日本と茨木市がおよそ66億円をかけて整備を進めてきたもので、東海道線の「茨木」駅と「摂津富田」駅の間に新設された。
駅の周辺ではマンション開発も進められていて、JR西日本では1日あたりの利用者を1万9000人と見込んでいる。

八尾市とセブン&アイG「地域活性化包括連携協定」締結

八尾市とセブン&アイG「地域活性化包括連携協定」締結

大阪府八尾市とイトーヨーカ堂(本社:東京都千代田区)、セブン&アイ・クリエイトリンク(本社:東京都千代田区)、セブン‐イレブン・ジャパン(本社:東京都千代田区)は3月16日、「地域活性化包括連携協定」を締結した。八尾市とセブン&アイグループは、八尾市の一層の活性化に資するため、緊密な相互連携と協働による活動を推進する。
両者は①地域活性化、市民サービスの向上に関すること②地産地消と市産品の販路拡大に関すること③地域への参画・市民協力の推進に関すること④地域防災・災害対策に関すること⑤子ども・青少年の育成に関すること⑥高齢者・障がい者の支援に関することなどで連携する。

LCC「ピーチ」と「バニラ」の経営統合へ ANA

LCC「ピーチ」と「バニラ」の経営統合へ ANA

ANAホールディングスが傘下のLCC(格安航空会社)の「ピーチ・アビエーション」と「バニラ・エア」を、2020年までに経営統合する方向で調整を進めていることが分かった。実現すれば両社の売上高を合わせると、ジェットスタージャパンを上回る760億円規模となり、国内首位となる。
関西空港が拠点の「ピーチ」と成田空港が拠点の「バニラ」の両社を統合することで経営基盤の強化を図り、今後成長が見込まれるアジア市場への対応を加速する狙いがある。

「近大マグロ」から抽出の美容液を共同開発

「近大マグロ」から抽出の美容液を共同開発

近畿大学と神戸市の化粧品メーカーは、「近大マグロ」の名で知られる完全養殖のクロマグロから抽出した特殊なコラーゲンを使った美容液を共同で開発した。
これは近大マグロの皮を使い、同大学の薬学部のグループが熱の加え方などを工夫することで、通常よりも多くの水分が含まれる特殊なコラーゲンを抽出することに成功したもので、高い保水効果が期待できるとしている。精製の際に、においはすべて除去されるため、マグロのにおいは一切しないという。
一般的な化粧品などに使われるコラーゲンは、キハダマグロから抽出されることが多く、クロマグロが疲れるのは珍しい。

近畿の2月企業倒産 2カ月ぶりに前年上回る

近畿の2月企業倒産 2カ月ぶりに前年上回る

帝国データバンクのまとめによると、近畿2府4県で2月に1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は、173件で前年同月比10.9%増となり、2カ月ぶりに前年同月を上回った。一方、負債額は161億4000万円で前年同月比30.0%減少、7カ月連続で前年同月を下回った。
帝国データバンクでは、短期的に倒産が急増するリスクは低いとみられるが、景気回復に伴って深刻化する人手不足と、人手確保のため実施した賃金引上げによる人件費上昇が、中小零細企業の収益を圧迫することが懸念されるとしている。

大阪の児童虐待9,305人 4年連続で全国最多

大阪の児童虐待9,305人 4年連続で全国最多

2017年に大阪府内で虐待を受けた疑いがあるとして、警察が児童相談所に通告した18歳未満の子どもは9,305人に上り、2016年より769人増えたことが分かった。これは統計を取り始めた平成13年以降最多で、都道府県別でも4年連続で全国最多となった。
虐待の内容は、親から暴言を受けるなど「心理的な虐待」にあたるケースが6,644人と全体の7割を占め、「身体的虐待」も1,813人に上っている。なお、大阪府警が摘発した児童虐待事件は83件で、全国で最も多い7人の子どもが亡くなっている。

刺身で食べられる「お嬢サバ」本格出荷始まる

刺身で食べられる「お嬢サバ」本格出荷始まる

鳥取県とJR西日本が共同開発した、刺身で食べられる養殖サバ「お嬢サバ」の本格的な出荷が3月5日から鳥取県岩美町で始まった。お嬢サバは、アニサキスという寄生虫がつかないよう、ろ過された海水をくみ上げて陸上の養殖施設で育てたマサバ。
鳥取県栽培漁業センターとJR西日本が共同開発し、虫がつかないよう大切に育てた”箱入り娘”という意味を込めた「お嬢サバ」のブランド名で大阪や東京などで試験販売してきた。その結果、事業採算のめどが立ったとして、JR西日本が2017年6月に岩美町に養殖施設を設け、このマサバを育成してきた。
今月から5月にかけて2万5000匹のマサバが1匹1000円程度で販売される予定。語呂合わせで「サバの日」の3月8日に関西や東京の飲食店で一斉に解禁される。