関西自治体 香港でホテル、旅館への投資呼び掛け
関西地方の自治体が香港で9月7日、増え続ける訪日外国人旅行者に伴い深刻化する宿泊施設の不足を解消しようと、ホテルや旅館への投資を呼び掛けるセミナーを開き、地元の観光資源などをPRした。
これは日本貿易振興機構(ジェトロ)が主催したもので、海外の投資家やホテル関係者などおよそ100人が参加した。関西地方の奈良県、和歌山県、大阪市、堺市などの担当者らが地元の様々な観光資源やそれぞれの魅力をPRしていた。
「総合区」の本格的な議論始まる 大阪市議会
大阪市議会の特別委員会が開かれ、「大阪都構想」とともに検討が進められている「総合区」についての本格的な議論が始まった。
総合区は、大阪市を残したまま区長の権限を拡充するもので、大阪市は現在の24区を8つの区に統合・再編したうえで、地域の実情に即応した行政サービスを提供するとした素案を取りまとめ公表している。
大阪維新の会が掲げる「住民投票の実施という目的を達成するために、総合区を”かませ犬”にしている」との自民党議員の批判もあったが、いまは活気ある大阪再生に向け、総合区の区割りはじめ問題点を一つ一つ丁寧に議論して潰し、そして最大限メリットとして生かせるように、党の枠を超えて詳細に議論し尽すことが求められる。
「日本維新の会」へ変更 全国で党勢拡大へ おおさか維新
おおさか維新の会は8月23日、大阪市内のホテルで臨時党大会を開き、「日本維新の会」への党名変更を正式に決めた。「おおさか」を外し、次期衆院選に向けて全国での党勢拡大を目指す。
松井一郎代表(大阪府知事)は「これ以上『おおさか』にこだわると、エリアにこだわっているという誤解を招きかねない」とし、地名が付いた党名では幅広い有権者に浸透しにくいとの考え方をにじませた。
おおさか維新の会は2015年11月、維新の党の分裂に伴い、大阪系議員を中心に結成された。今年7月の参院選では改選前の7議席から12議席に増やしたが、選挙区選での当選者は大阪、兵庫の3人にとどまっている。