「和食材のニュース」カテゴリーアーカイブ

LEDのジャガイモの緑化防止灯を開発

LEDのジャガイモの緑化防止灯を開発

北海道電力総合研究所の原田和夫氏は、発光ダイオード(LED)光が当たっても、ジャガイモがほとんど緑化しない技術を開発し、昭和電工が緑化防止灯として製品化した。
ジャガイモ貯蔵庫は通常、緑化を防ぐため暗闇の中での作業を強いられている。ところが、緑化防止灯を使えば、十分な明るさを確保して作業効率を改善して、緑化ジャガイモの廃棄処分量を減らせる。このため、昭和電工ではジャガイモ貯蔵庫やスーパーの陳列棚向けに、緑化防止灯5万セットの販売を見込んでいる。
緑化防止灯は、赤外領域の特定波長を出すLED灯。ジャガイモは光が当たると、たんぱく質が活性化し葉緑素をつくることで緑化。食中毒の原因となるソラニンなどの毒性物質も生成する。赤外領域の特定波長の光が、この反応を抑える仕組み。通常のLED蛍光灯の横に、同等ワット数の緑化防止灯を設置して使う。
倉庫空調などを手掛ける田尻機械工業(札幌市中央区)が6月中に発売する。

コメ3年ぶり値上げ 15年産米 全農が卸に通知

コメ3年ぶり値上げ 15年産米 全農が卸に通知

全国農業協同組合連合会(全農)は、秋に収穫する2015年産米の卸会社向け販売価格を14年産米と比べ引き上げる。卸会社に通知した値上げ幅は関東産コシヒカリで4%。12年産以来3年ぶりの値上げとなる。生産者の手取り増加につなげるのが狙い。新米の店頭価格が上がる可能性がある。

JR西日本 養殖サバの卸売りに参入

JR西日本 養殖サバの卸売りに参入

JR西日本は養殖サバの卸売りを始める。まず、鳥取県栽培漁業センター(鳥取県湯梨浜町)が陸上のいけすで養殖した生食用サバを、6月中に大阪府豊中市の料理専門店、鯖やに販売する。沿線の農林水産資源を活用した特産品の販路開拓に協力し、地域活性化につなげたい考え。

阪急百貨店・フジッコ・カルビーが「ヨーグラート」

阪急百貨店・フジッコ・カルビーが「ヨーグラート」

阪急百貨店梅田本店(大阪市北区)は6月11日、フジッコ、カルビーと共同開発した朝食向け商品の専門店「ヨーグラート by カスピア」を6月24日にオープンすると発表した。人気のシリアルの一種「グラノーラ」と、酸味の少なさと独特の粘りが特徴の「カスピ海ヨーグルト」を組み合わせた「ヨーグラート」を新しい朝食として提案する。
グラノーラは麦などの穀物とハチミツなどを混ぜてオーブンで焼き上げ、ドライフルーツなどを加えたシリアルの一種。

キンメダイの卸価格2割高 入荷量は改善

キンメダイの卸価格2割高  入荷量は改善

キンメダイの卸価格が高い。東京・築地市場では1㌔1620円が中心価格で、前年同期に比べ約2割高い水準だ。主産地の千葉県や静岡県で水揚げが少ないうえ、サイズも小さい。昨年12月から今年2月にかけては、とくに入荷が少なく2000円超の価格を付けた。それに比べれば、まとまった量の出荷が進み落ち着いてきたようだ。
全体の水揚げ量は5月が200㌧強と例年より少ない。それでも高値だった昨年12月から今年2月にかけては単月の水揚げ量が前年比3~5割少なかった。天候不順の影響が出ているようだ。
都内スーパーの店頭価格は例年とほぼ同水準の1切れ600円前後だ。

「国産ワイン」純国産だけ 産地表示を厳格化

「日本ワイン」純国産だけ 産地表示を厳格化

国税庁は6月11日、国内で販売されているワインの表示ルールを新たに策定する方針を固めた。国産のブドウを原料に国内で製造されたワインだけを表示できるようにする。純国産のブランド力を高め、海外展開を後押しするのが狙い。国税審議会に諮ったうえで、今秋にも導入する。国内では国産ワインのほか、輸入した濃縮果汁を原料とした商品などが流通しているが、国産ワインとそれ以外を明確に区別する表示ルールがなかった。

15年サケ・マス漁獲量7割減で日本・ロシア合意

15年サケ・マス漁獲量7割減で日本・ロシア合意

水産庁は6月11日、ロシアの200カイリ排他的経済水域内で日本の漁船の2015年のサケ・マス漁獲割当量を前年比7割減の1961㌧とすることでロシア政府と合意したと発表した。内訳はベニザケが503㌧、シロザケが1309㌧、カラフトマスが102㌧など。

家康が愛した「忍冬酒」を饅頭に 新銘菓を共同開発

家康が愛した「忍冬酒」を饅頭に 新銘菓を共同開発

静岡県西部の有名和菓子店が、徳川家康の好物だったとされる薬味酒「忍冬(にんどう)酒」を使った饅頭(まんじゅう)の共同開発に乗り出す。パッケージや価格、基本レシピは共通化する一方、隠し味は各社の裁量に委ね、統一ブランドで7月中にも発売する。
発売するのは「家康が愛した酒 忍冬酒まん」。焼き饅頭(9個入り、税別1000円程度)と蒸し饅頭(1個、同100円程度)の2種類。参加するのは入河屋(浜松市)、たこ満(静岡県菊川市)、田町梅月(浜松市)などで、最終的に5社程度を見込む。
忍冬酒は焼酎に薬草のスイカズラを漬け込んだ薬味酒。地元の英傑、徳川家康没後400年記念企画の一つとしたい考えだ。

機能性表示食品 6/12から店頭販売 37商品が届け出

機能性表示食品 6/12から店頭販売 37商品が届け出

食品の健康への働きを事業者の責任で表示できる新制度「機能性表示食品」に基づく初の商品が6月12日から発売される。6月10日時点ですでにサプリメントと飲料37商品の届け出が国に受理されており、順次、店頭で売り出される予定だ。