「和食材のニュース」カテゴリーアーカイブ

栃木産完熟イチゴ ベルギーの味覚コンテストで入賞

栃木産完熟イチゴ ベルギーの味覚コンテストで入賞

宇都宮大学は、同大学の技術で欧州へ輸送した栃木県産の完熟イチゴが、ベルギーの味覚コンテストで入賞したと発表した。イチゴは欧州までの約9000㌔㍍の長距離輸送に耐え、美しい外観や新鮮な食感を保ったことが評価されたという。
同大が開発したのはイチゴを個別に包装する容器「フレシェル」を中心とした輸送関連技術だ。50~80㌘の大粒のイチゴを容器内に固定、輸送中に果実が容器に触れないため、見た目や味を損なわないようにした。

「日本酒」を純国産に限定 海外展開後押し狙う

「日本酒」を純国産に限定 海外展開後押し狙う

国税庁は、外国産の清酒との違いを際立たせるために、国産のコメを使って国内でつくられた清酒だけを「日本酒」として販売できるようにする方向で検討していることが6月9日分かった。純国産に限定することで、日本酒のブランド力を高め、海外展開を後押しする狙いがある。
日本酒にはこれまで明確な定義がなかった。国税庁は年内にも、純国産の清酒だけを日本酒として、世界貿易機関(WTO)でうたう「地理的表示」に指定する方向で調整している。地理的表示への指定が他国でも認められれば、WTO加盟国には純国産の清酒以外は、日本酒として販売しないよう求めることができるようになる。

長野・伊那食品 寒天材料の食べられるフィルム本格生産

長野・伊那食品 寒天材料の食べられるフィルム本格生産

寒天製造の伊那食品工業(長野県伊那市)は、寒天を材料にした食べられるフィルムを11月にも本格生産する。伊那市内に延べ床面積約7000平方㍍の新工場を建設。専用の生産設備も導入する。投資額は20億円超を見込む。
生産するフィルムは無味でお湯に溶ける性質を持つ。弁当などで食材の間仕切りに使ったり、水分の多い食材を包んで天ぷらにしたりできる。樹脂製フィルムの代わりになり、ごみを減らせるという。

宇都宮市こいしや食品 DHCと女性向け豆腐開発

宇都宮市こいしや食品 DHCと女性向けに豆腐開発

大豆製品製造のこいしや食品(宇都宮市)は、食べきりサイズの豆腐にオリーブオイルの調味料をセットにした商品をDHCと共同開発した。調味料は美肌効果が期待できるヒアルロン酸を入れた。食の安全や健康への意識が高まっていることを受け、若い女性の需要を掘り起こす。70㌘入り108円。すでにコンビニエンスストアのポプラやコミュニティ・ストアでの販売が決まっており、今後大手ドラッグストアなども販路開拓する。

京の「食」文化 ミラノから発信 京都ウィーク

京の「食」文化 ミラノ万博から発信 京都ウィーク

京都府、京都市、京都商工会議所は6月7日、イタリア・ミラノで開催中のミラノ国際博覧会(万博)で、京都の食文化や伝統工芸をアピールする「京都ウィーク」を、日本館を会場に始めた。11日までの5日間、京料理の実演や日本酒、日本茶の試飲などで京都を広く発信する。
オープンイベントで山田啓二知事、門川大作市長、立石義雄京商会頭らが”たる酒”の鏡開きをし、京都産の酒米「祝」を使用した日本酒を来場者に振る舞った。宮川町の芸舞妓も舞を披露し、会場を華やかに彩った。期間中、館内で日本食レストランを運営する美濃吉(京都市東山区)の料理人が、だしの取り方などを実演する。

4月コメ小売価格0.8%高 4カ月ぶり上昇

4月コメ小売価格0.8%高 4カ月ぶり上昇

農林水産省が6月5日発表した「コメに関するマンスリーレポート」によると、4月のコメ全銘柄の平均価格は前月比0.8%高の5㌔1839円(消費税込み)だった。値上がりは4カ月ぶりだった。前年同月比では8.4%安い。銘柄別に見ると、「あきたこまち」が前月比5.2%高、宮城産「ひとめぼれ」が同4.6%高で上げ幅が大きかった。

旬迎えたウメの卸価格3割安 5月の雨不足響く

旬迎えたウメの卸価格3割安 5月の雨不足響く

旬を迎えたウメの卸価格が安い。東京・大田市場では主力の和歌山産(相対取引・中値)が、10㌔3700円前後と過去3年平均に比べ3割弱安い。今年は例年比で実が小さく、高温の影響で出荷時期が早まったことが影響した。和歌山では5月の雨不足で実の大きさが例年を下回っている。

農家への補填金 14年産米価下落で最大の514億円に

農家への補填金 14年産米価下落で最大の514億円に

農林水産省は6月5日、2014年産コメの価格下落を受け、農家に総額514億円(計5万8000件)の補填金を支払う見込みだと発表した。07年に発足した収入減少影響緩和対策制度に基づく支払いで、07年の313億円を大きく上回り過去最大となる。
補填金は国と農家が3対1の比率で拠出している。減収額の9割までを補填する仕組みで、コメ以外には麦や大豆なども対象となる。

寒冷畑作のコスト15%削減 ICT活用で 農研機構

寒冷畑作のコスト15%削減  ICT活用で  農研機構

農業・食品作業技術総合研究機構北海道農業研究センター(札幌市豊平区)は、寒冷の畑作地域で省力化技術を活用することにより、2015年度に生産コストの15%削減を目指す。ポテトチップス用ジャガイモ、テンサイなど加工業務用野菜で収穫機を導入して作業効率向上を図るとともに、小麦や大豆などの種まき作業に衛星や無人ヘリコプターによるリモートセンシングなどICTを活用、精度向上で収穫量アップを図る。

和風ジュレとジャム 特産セロリと柿で浜松の新しい味

和風ジュレとジャム 特産セロリと柿で浜松の新しい味

浜松商工会議所、とぴあ浜松農業協同組合(JAとぴあ浜松)で構成する「浜松産の食材でヒット商品を作ろう!プロジェクト委員会」は、このほど農商工連携による開発商品第1弾を発売した。地元特産品のセロリを使った「浜松セルリー和風ジュレ」と次郎柿を使った「浜北次郎柿ジャム」で、価格は398~482円(消費税抜き)。遠州鉄道グループの百貨店やスーパーなどで限定販売する。つくだ煮などを手掛けるマツダ食品(浜松市東区)が製造する。