「和食材のニュース」カテゴリーアーカイブ

ローソン 新潟の戦略特区で「コシヒカリ」などコメ生産

ローソン 新潟の戦略特区で「コシヒカリ」などコメ生産

ローソンは4月23日、国家戦略特区に指定された新潟市内に、3月17日に設立した農業生産法人「ローソンファーム新潟」がコメの生産を始めると発表した。ローソンファーム新潟は、まず5㌶で「コシヒカリ」「こしいぶき」などのコメづくりを始め、3年以内に100㌶に広げる。また2年以内に野菜などの加工工場も整備する。
ローソンファーム新潟が生産したコメは、11月からローソングループ店舗で販売するほか、弁当やおにぎりのなどの中食商品への原材料としての使用を検討する。同ファームの資本金は500万円で、収穫量は約28㌧、販売額は約620万円(2015年度計画)を見込む。全国で23カ所目のローソンファームとなる。

インドネシア産の調味料から禁止添加物を検出

インドネシア産の調味料から禁止添加物を検出

大阪市保健所は4月22日、協同食品(大阪市北区)が輸入したインドネシア産調味料「”ABC”ケチャップマニス」から食品衛生法が使用を禁じている食品添加物の甘味料「サイクラミン酸塩」が検出されたと明らかにした。13都府県に流通した約4800本の回収を命じた。市によると、検出されたのは1㌔当たり0.02㌘で、食べても健康被害が出る量ではない。

飲料大手が値下がり少ない自販機専用商品を強化

飲料大手が値下がり少ない自販機専用商品を強化

飲料大手が自動販売機専用商品を強化している。キリンビバレッジは炭酸飲料「キリンメッツ」ブランドで、小容量の自販機専用商品2種をこのほど発売。アサヒ飲料とサントリー食品インターナショナルも、缶コーヒーでそれぞれ「レワンダ」「ボス マスターズコーヒー」の専用商品を販売している。
量販店では値下げ販売が日常化し、価格ダウンの少ない自販機を各社はテコ入れ対象と捉えている。JTの自販機事業取得に各社が強い関心を示す中、自販機の存在感がぐんと高まっている。

海洋深層水使い陸上で青のり養殖 広島・三島食品

海洋深層水使い陸上で青のり養殖 広島・三島食品
三島食品(広島市中区)は、海洋深層水を使い陸上での青のり養殖を始めた。高知県室戸市の陸上海藻栽培施設の指定管理者に選定され、年間3㌧程度の収穫を目指す。高知大学の海藻栽培法特許を活用する。同施設は日本初の陸上海藻養殖施設で、室戸漁業協同組合が国や県の補助を受けて建設、運営していた。同社が指定管理者になったため、名称を「三島食品研究所室戸海洋資源開発センター」に変更。現在、同施設で勤務している漁協職員は全員、三島食品の社員となる。

富山産ホタルイカの卸価格下げるも、いぜん前年の5割高

冨山産ホタルイカの卸価格下げるも、いぜん前年の5割高

旬を迎えた冨山産ホタルイカの卸価格は、出荷量の増加とともに下がってきた。漁解禁直後の3月中旬に比べ半値以下だ。しかし、東京都内の飲食店向けなどで需要は底堅く、十分な量が確保されていない。そのため、一時の高値には一服感はあるもの、前年同期と比較すると、いぜん5割程度高い水準にある。

全農が今秋、欧州で初の直営和食店 和牛販売強化

全農が今秋、欧州で初の直営和食店 和牛販売強化
全国農業協同組合連合会(全農)は4月21日欧州で初となる直営の和食レストランを開くと発表した。欧州連合(EU)が2014年6月から日本産の牛肉輸入を解禁したため、全農は和牛の販売を強化する。日本酒や焼酎なども積極的に売り込み、国内の生産者が外国市場に進出する足がかりとする。欧州1号店は英ロンドンで今秋の開業を予定している、ホテルや百貨店が集まるメイフェア地区で和食のイメージを高めるのが狙い。経済的に余裕のある中間層から富裕層の来客を見込む。

群馬県が新交配で国内最大級の上州地鶏を開発

群馬県が新交配で国内最大級の上州地鶏を開発

群馬県育成試験場は、国内の地鶏としては最大級の新たな上州地鶏を開発した。交配により従来より体重を約1㌔大きくすることに成功した。4月中に出荷を始める。県は上州地鶏のブランド化を進めているが、出荷数が伸び悩んでいる、今回開発した新種を投入することで消費を増やしたい考えだ。
交配では母系に大型で肉質に定評がある「レッドコーニッシュ」と「ホワイトロック」の交雑種、父系には「シャモ」を使用した。新種の体重は生後15週でオスが4.55㌔㌘、メスが3.77㌔㌘と国内最大級になった。上州地鶏は主に首都圏向けに販売されているが、県は新地鶏を活用し、今後は県内でも消費の拡大を目指す。県によると地鶏は全国で約60種類あり、県内では伊勢崎市、川場村などで上州地鶏が生産されている。群馬県内の上州地鶏の出荷数は2014年度で約1万5000羽で、地鶏を生産する39都道県で31位にとどまっている。

モクモクファーム 鶏肉でハラル認証取得

モクモクファーム 鶏肉でハラル認証取得

体験型農場などを運営する農業生産法人、伊賀の里モクモク手づくりファーム(三重県伊賀市)は、イスラム教の戒律に沿った「ハラル」認証を取得した鶏肉のソーセージやハムを開発した。出資先の「食のかけはしカンパニー」(沖縄県うるま市)が生産し、8月から国内外で発売する。開発したのは、雌の胸肉を使ったソーセージとササミや、胸肉を使ったハムなど計4種類。鹿児島産の鶏肉を使用し、豚肉を使わないことで、ハラル認証を取得。8月から稼働する食のかけはしカンパニーの食品工場と、ハラル対応の製造ラインを使って生産販売する。

4~6月コーン油の卸価格交渉が2%高で決着

4~6月コーン油の卸価格交渉が2%高で決着

マーガリンの原料になるコーン油の4~6月期卸価格(製油会社の大口需要家渡し)交渉が、1~3月期比約2%高の1㌔あたり136.5円中心となった。値上がりは2013年7月以来約1年9カ月ぶりのことだ。日本で使用量が多い菜種油、大豆油で製油各社が1月と4月に相次いで価格を引き上げていることが影響している。在庫も低水準で、農林水産省によると2月末時点のコーン油の在庫量は4013㌧で、需給逼迫水準とされる4000㌧に近づいている。

 

 

 

 

 

アサリ 漁獲量回復 100㌘120~150円で価格安定

アサリ 漁獲量回復 100㌘120~150円で価格安定

近年、減少傾向にあったアサリの漁獲量が回復してきたようだ。今年は、漁獲量で全国の約7割を占める愛知県産や熊本県産で不漁期を脱した感があるほか、静岡県の一部エリアでは潮干狩りの期間延長が決まった。アサリは乱獲や天候不良の影響に伴う不漁で、2013年には主産地の愛知県などで潮干狩りの期間短縮や中止が相次いでいた。漁獲量の回復により、東京都内のスーパー店頭価格は現在、愛知県産や熊本産が100㌘120~150円で、今後も価格は安定しそうという。