「和食材のニュース」カテゴリーアーカイブ

リンガーハットが福岡で新業態「おかず屋」開店

リンガーハットが福岡で新業態「おかず屋」開店

リンガーハットは新業態「おかず屋 by リンガーハット」の1号店を福岡県直方市のイオンモール直方店にオープンした。月300万円の売り上げを目指す。ご飯とみそ汁に好きなおかずを組み合わせるメニューを基本に提供する。価格はおかず2品セットが消費税込みで594円。おかずは店舗で手づくりする。肉じゃがやきんぴらゴボウといった和総菜や中華、洋風のメニュー十数種類から選べるようにする。

四国の『食』ブランド化探る 中小企業整備機構が講座

四国の『食』ブランド化探る 中小企業整備機構が講座

中小企業基盤整備機構四国本部はこのほど、愛媛県美術館(松山市)でブランドづくりの流れとその周知を目的に「四国サイコーダイガク祭」を行った。四国地域から経営者など約90人が参加した。同本部は2009年から四国の地域資源の魅力を四国内外に広く発信し、新ビジネス創出と地域振興モデルの形成を目指して、「四国サイコーダイガク」を開催。

今年度は『食』に関する地域資源を生かした商品のブランド化をテーマに、食品メーカーなどから壱拾六人が受講した。7人が完熟イチゴやおぼろ昆布、かまぼこなど自社製品のブランド化に向けた取り組みを発表した。

富士通・オリックス 野菜工場を団地展開 入居者負担半減

富士通・オリックス 野菜工場を団地展開 入居者負担半減

富士通とオリックスは、農業生産法人向けに大型野菜工場の共同運営に乗り出す。IT(情報技術)で最適な生育環境を整えた大型施設を建設し、生産法人に貸し出す仕組みを全国展開する。インフラを共有し合う工場団地形式にして、入居者の運用費負担を半分程度に抑える。

第1弾の工場建設地となる静岡県に富士通とオリックスと地元の種苗会社の共同出資会社を設ける。秋までに東京ドーム2個分の約10㌶の敷地に、太陽光利用型の野菜工場を建設する。冷暖房完備の大型のガラス温室で複数の棟を用意する。入居者がそれぞれ異なる作物を作れるようにする。当初の投資額は20億円程度のもよう。将来は50㌶規模に広げる見通し。

ジャガイモ卸価格 鹿児島産8割高 天候不順で入荷量減

ジャガイモ卸価格 鹿児島産8割高  天候不順で入荷量減

2015年産ジャガイモの卸価格が高い。東京・大田市場では鹿児島産の卸価格(相対取引・中値)が、10㌔当たり4300円程度と前年同期に比べ8割高い。1~2月に雨が不足して生育が滞った。市場には北海道で昨年収穫し貯蔵されたものと、鹿児島県で今年収穫した新物が多く出回る。鹿児島産の東京市場への入荷量は前年同期に比べ2割少ない。しかも、今年は小玉が多い。2月下旬からは逆に雨が多く、収穫が滞っている。こうした状況を反映し、東京都内の青果店では1玉当たり30~40円程度で前年に比べて3~4割高い。

そばの値上がり広がる 中国生産地で他作物への転作進む

そばの値上がり広がる 中国生産地で他作物への転作進む

飲食店などでそばの値上がりが広がっている。原料の中国産ソバの実の生産が減少、天候不順の影響も大きい。最も大きな要因は中国生産地で、ソバより利益の出る別の作物への転作が進み、栽培面積自体が減っていることだ。こうした状況を受け中国産ソバの卸価格は、前年比で3割程度上がり4年ぶりの高値水準にある。国産ソバは北海道が天候不順だった影響で、14年産の生産量が4年ぶりの低水準となっている。

不二製油 京大と大豆食品の共同研究・開発

不二製油  京大と大豆食品の共同研究・開発

油脂大手の不二製油は、京都大学と大豆食品の共同研究を始める。4月から同大学大学院農学研究科に共同研究講座を開設する。京大の風味改良技術や、健康に役立つ成分を増やす研究などを生かして、新素材の開発を目指す。共同研究の期間は3年間を予定。

料理・食材に合う塩選びはソムリエにお任せを!

料理・食材に合う塩選びはソムリエにお任せを!

「雪塩」ブランドで塩を製造するパラダイスプラン(沖縄県宮古市)は3月20日、新装オープンする大阪・なんばパークスに塩専門店「塩屋(まーすや)」を開設する。関西初の店舗となる。沖縄の塩をはじめ国内外の塩を300種類以上を集め、専門家の「ソルトソムリエ」が料理や食材に合う塩選びを手伝う。食用だけでなく浴用などの商品もそろえる。店舗の敷地面積は約68平方㍍。沖縄県外では東京都内の2店に次ぐ3店目となる。

ビール大手が相次ぎクラフトビール事業に参入

ビール大手が相次ぎクラフトビール事業に参入

キリンビールに続き、サッポロビールがクラフトビール事業の参入計画を発表した。キリンは3月18日東京・代官山と横浜の直営ブルワリー店舗を通じて展開するクラフトビール事業「SPRING VALLEY BREWRY」の内容を公表した。直営店舗では6種類の通年商品や期間限定のクラフトビールを1杯680円前後の価格で提供すると同時に、ホップや果実にビールを通して香りや味付けするカスタマイズビールも提供する。横浜店舗は3月25日、代官山店舗は4月17日オープンする。

サッポロビールは2014年末に設立した専門子会社、ジャパンプレミアムブリューが第1弾商品「Craft Label 柑橘香るペールエール」の製造をサッポロビール那須工場に委託。第1弾商品は5月26日に首都圏のサッポロライオン23店舗で先行販売、6月9日からサッポロビールのネットショップでも販売する。

クラフトビールはもともと、各地の中堅・中小企業がそれぞれのこだわりや特徴を前面に打ち出した、いわば手づくり感覚の地ビールだ。それを大手のナショナルブランドを持つビールメーカーが参入するというもの考えれば奇妙な話だが、それほどまでに業界全体のビール需要が減少傾向をたどり、立て直し策が見えない現状があるのだ。

 

 

 

生薬の栽培を促進 山口県と連携協定 大阪生薬協会

生薬の栽培を促進 山口県と連携協定 大阪生薬協会

大阪生薬協会(大阪市中央区)は3月18日、漢方の原料となる生薬の国内生産と安定供給を促進する連携強化を、栽培を進めていく山口県と締結した。同協会によると、現在国内に流通している生薬の8割以上が中国や東南アジアなどからの輸入品が占めている。近年、中国産は品薄と価格の高騰などが問題となっており、国内でも各地で栽培が進んでいる。山口県では農業政策の一環として、米作から生薬栽培への転作を促している。今回の協定を受けて4月以降、栽培したい農家を募り、トウキ、シャクヤク、ミシマ彩サイコ、ドクダミの4品種を栽培していく予定。

植物工場の市場20年に155億円規模に 富士経済

植物工場の市場20年に155億円規模に 富士経済

富士経済(東京都中央区)は、農業関連システムや機器・資材の国内市場調査の結果をまとめた。これによると植物工場の市場規模が、2020年には155億円と14年との比較で2.8倍に伸びると予測。同市場を含む養液栽培プラント全体の市場も、20年には14年比で2.2倍の196億円に拡大するとしている。