大阪・茨木市で120個の謎の穴見つかる 弥生時代後期か 2013年1月2日歴史くらぶcare 茨木市教育委員会は12月12日、サッポロビール大阪工場跡地(同市岩倉町)で、弥生時代後期に掘られたとみられる約120個の穴が列状で見つかったと発表した。これほど多くの穴が整然と列状に連なった形で発掘されたのは近畿では初めてという。 これらの穴はそれぞれ縦2~3㍍、横1㍍、深さ40~50㌢で、南北約80㍍にわたって7列に120個並んでいた。この工場跡地は立命館大学が新キャンパスの建設を予定しており、同市教委が今年5月から約1万平方㍍の敷地で発掘調査していた。
石室入り口を土で「封印」 奈良・植山古墳 2013年1月2日歴史くらぶcare 奈良県橿原市教育委員会は12月12日、同市の国史跡、植山古墳(6世紀末~7世紀前半)で、2つある横穴式石室の入り口が、いずれも大掛かりに土を盛って「封印」してあったことが分かったと発表した。同市教委は、類例のない特異な構造-としている。同古墳は東西約40㍍、南北約30㍍の長方形古墳で、東西に2つの石室が並んでいる。推古天皇と、早世した息子の竹田皇子を一時的に同古墳に合葬し、その後の大阪府太子町付近に改葬したとの説がある。今回の発見はこの合葬墓説を裏付けるものとの見方もある。
中国の鳥類足跡は新種化石と確認 2013年1月2日歴史くらぶcare 福井県立恐竜博物館(福井県勝山市)は12月12日、中国せっ江省の白亜紀後期初め(約1億~8500万年前)の地層で2008年に発見された水かきのある鳥類の足跡化石について、新種の鳥類の足跡と確認したと発表した。水かきのある鳥類の足跡化石は韓国以外で報告されておらず、中国での発見は初めて。