兵庫県養父市で廃校活用し産官学連携で植物工場

兵庫県養父市で廃校活用し産官学連携で植物工場

 兵庫県養父市で廃校となった小学校を利用して栽培されたリーフレタスが初めて収穫された。オリックス不動産(東京)、過疎地の支援策を研究する関西学院大との養父市初の産官学連携事業として整備された植物工場は、廃校となった小学校の体育館を利用。2013年秋からリーフレタスの栽培事業が開始され、今回初めて収穫され6月17日、報道陣に公開された。

 同工場は完全に人工の明かりだけで栽培されていて、外気と遮断されているため、無農薬で栽培することができる。また、季節や天候の影響を受けにくいため、安定供給できるのが強みだ。工場は年間100万株、84㌧のリーフレタスの生産が見込まれている。養父市は農業分野の国家戦略特区に選ばれている。