農政改革を正式決定 安倍首相、実現に強い意欲
政府は6月24日「農林水産業・地域の活力創造本部」を開き、農協改革を柱とした農政改革を正式に決めた。JAグループの代表機能を担う全国農業協同組合中央会(JA全中)を中心とした今の中央会制度をなくし、権限を縮小した新制度に移る。
安倍首相は「単なる看板の掛け替えに終わることは決してない」と強調し、実現に強い意欲を示した。また、林芳正農林水産相は「安倍政権の急ぎ着手すべき農政改革のグランドデザインがひとまず完成した」と述べるたうえで、焦点となったJA全中の扱いに関し「現行の中央会制度は存続しないことになる」と改めて説明、今後、農協法での位置付けの是非も含めて検討する考えを示した。