巨峰の卸値が6割高 2月の大雪被害で入荷減
巨峰の卸価格が高い。東京・大田市場では主力の山梨産の卸値(相対取引・高値)は350㌘当たり860円程度と前年同期比6割高い。現在出回っているハウス栽培の巨峰は2月の大雪の被害を受け出荷量が少ない。山梨、長野両県では栽培ハウスの全半壊が相次ぎ、東京市場への7月上旬のブドウの入荷は前年同期に比べ1割減。巨峰に限れば4割減という。
ただ、ハウスものはブドウの生産量の一部で、JA全農やまなしによると、9割を占める露地ものは順調に生育しており、これが出回る7月下旬からは卸値は下がる可能性がある。