水産加工品の合食 アジア・米向け輸出強化

水産加工品の合食 アジア・米向け輸出強化

 水産加工品製造・水産物商社の合食(神戸市)は、鮮魚や加工食品の輸出事業を強化する。グループ会社で乾物を販売する神乾(神戸市)から4月に貿易部門の営業権を譲り受け、神戸と東京に合わせて約10人の体制で海外営業部を新設。神乾が手掛けていた調味料や即席麺などの加工食品のほか鮮魚、干しアワビなどの乾物、冷凍加工水産物の4分野を中心に輸出する。仕向け先は香港、台湾などのアジアや米国で、ブリ、アジ、タイなど鮮魚の空輸などを増やす。

 海外での“和食人気”を受け、日本食関連需要を取り込み、現在35億円の年間輸出額を2015年3月期に40億円に引き上げる。