大阪の大手ホテル ハリポタ特需で改装相次ぐ

大阪の大手ホテル ハリポタ特需で改装相次ぐ

 JR大阪駅前のホテルグランヴィア大阪、ホテルニューオータニ大阪など大阪市内の大手ホテルが大規模な改装に動き出した。大阪では訪日外国人客の増加傾向が続いていることに加え、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)で、人気映画「ハリー・ポッター」をテーマにした新エリアが開業。今後も安定した集客が見込めるとの判断から対応を急いでいるのだ。

 ホテルグランヴィア大阪は総額2億円強を投じ、家族向け客室を充実させた。昨夏の20室に続き、今年7月に22室を改装オープン。ツインの客室を4人家族向けの客室に変え、スイートルーム1室を7人部屋にした。ホテルニューオータニ大阪は今年から6年かけて全525室を改装する。全室改装は1986年の開業以来初めて。ヒルトン大阪も今年、全525室を改装する。2013年からの3カ年の大規模改装計画の一環で、年末までに全客室の改装を終える。

 USJに隣接するホテル京阪ユニバーサル・シティも今年初めに全体の6割にあたる192室を改装した。また、5カ所目のオフィシャルホテルとなる「ホテルユニバーサルグランドタワー東急(仮称)」は15年夏をめどに開業する。