宮城・牡鹿半島の養殖カキ 冷凍保存で通年販売へ

宮城・牡鹿半島の養殖カキ冷凍保存で通年販売へ

 東日本大震災で被災した漁師らが経営する「宮城県狐崎水産6次化販売」(宮城県石巻市)は、石巻牡鹿半島の養殖カキの通年販売に乗り出す。このほど建設した加工場に急速冷凍機や海水を水にする製氷機などを配備。むき身の冷凍カキの扱いを増やせるようになり、これまではシ-ズンオフだった夏にも販売できるようにした。 

 2012年設立の同社は現在4人の漁師を中心に運営し、蒸しカキのセットやむき身、殻付きカキなども販売している。新加工場の稼働でカキを冷凍保存しやすくなるため、年間を通じ商品を供給できるようにする。