大型船漁本格化で水揚げ量増大 サンマ一気に安く

大型船漁本格化で水揚げ量増大 サンマ一気に安く

 シーズン当初の7月の「流し網漁」での記録的な不漁から一転、北海道沖の太平洋でサンマ漁が本格化、大量に漁獲できる「棒受け網漁」の豊漁が続いている。これに伴い、8月初旬に1㌔当たり1万6000円の高値を付けた東京・築地市場のサンマの卸値は、18日以降、同1000円前後で推移している。前年同期に比べ6割安い。

 漁業情報サービスセンターによると、8月10日以降、サンマの水揚げ高は約1400㌧で昨年の2.5倍以上となっている。操業区域でサンマの資源量は回復したとの見方もある。