サバ漁獲枠上限 漁船に割り当て10/1から試験導入

サバ漁獲枠上限  漁船に割り当て10/1から試験導入

 水産庁は8月27日、自民党の会合で資源量の低迷が懸念されているサバ類に関し漁船ごとに漁獲量上限を割り当てるしくみを、10月1日から試験導入すると公表した。漁獲量の枠を超えた船団は、試験操業の停止や試験操業許可を取り消す。

    対象は北部太平洋海区で漁船の収益性向上を目的とした国の実証事業に取り組んでいる大中型巻き網漁団10船団のうちの5船団。2015年6月30日まで実施し、船団ごとに5500~7100㌧の漁獲枠を割り当てる。