霧島酒造が焼酎かすで9月から「バイオ発電」事業
焼酎メーカー大手の霧島酒造(宮崎県都城市)は8月28日、製造過程で発生する焼酎かすなどを利用した「バイオガス発電」を始めると発表した。同社はこれまで、バイオガスを工場のボイラー燃料などとして使ってきたが、2012年7月に始まった再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を受け、発電事業参入を決めた。
1日最大800㌧出る焼酎かすや芋くずを発酵させてバイオガスを生成し、燃焼させて発電するしくみ。総事業費は13億5000万円。すでに工場敷地内に発電機3台を新設し、9月から本格稼働する予定だ。年間発電量は一般家庭1000世帯分の年間使用量に相当する約4000万㌔㍗時で、九州電力に販売し、年間1億5000万円の収入を見込む。