月別アーカイブ: 2014年9月

農研機構が大学と共同開発 食材改良で「メタボ予防」

 

 

農研機構が大学と共同開発  食材改良で「メタボ予防」

農業・食品産業技術総合研究機構は近畿大学や徳島大学などと共同で、生活習慣病の予防に効くとされる成分を多く含む大豆や玉ねぎの開発を始めた。農林水産省が20億円を助成する「機能性を持つ農林水産物・食品開発プロジェクト」の一環で、サプリメントの替わりに食材でメタボリックシンドロームなどの予防を目指す。農水省は2015年度までの研究を指示し、その後、10年程度での改良食材の市販を見込んでいる。

11月からキタとミナミの客引き全面禁止に 大阪市

11月からキタとミナミの客引き全面禁止に  大阪市

繁華街での客引きについて、大阪市はキタ(北区)とミナミ(中央区)の広範囲を禁止区域に指定し、11月から罰則付きで禁止する方針を固めた。風俗店の客引きは風俗営業法などで規制されているが、市は業種を問わず禁止し、警察OBらが巡回して指導する。大阪の繁華街ではガールズバーなどの悪質な客引きが問題化しており、市は忘年会シーズンを前に安心して歩ける街を目指し、迷惑行為の一掃をめざす。

 

ナスのゲノム 世界で初めて解読 農研機構など

ナスのゲノム 世界で初めて解読  農研機構など

農業・食品産業技術総合研究機構はかずさDNA研究所(千葉県木更津市)と共同で、重要な野菜の一つであるナスのゲノムを世界で初めて解読した。784万2000の遺伝子の存在を明らかにするとともに、病害抵抗性や食品の機能性に関わる多数の遺伝子を見い出した。これらの遺伝子の情報を利用することで、ナス新品種開発の加速が期待できるという。

ナスは奈良時代から国内で栽培されており、近代的な品種改良で育成されたF1品種のほか、日本各地で様々な特徴を持つ地方在来品種が栽培されている。

近大の養殖サクラマス 富山大付属病院で活用

 

 

近大の養殖サクラマス  富山大付属病院で活用

近畿大学と富山大学付属病院(富山市)は、近大の水産研究所富山実験場(富山県射水市)で養殖した魚(サクラマス、マアナゴなど)を、同病院の食材に活用することで合意した。近大が養殖魚を他の大学に直接出荷するのは初めて。

近大が養殖サクラマスを供給する。同病院は1日の食事に必要な400~500人分を漁場の状況に左右されず確保できる。10月下旬からマアナゴも供給する。

マレーシアで約3万人が盆踊り・交流の”輪”

マレーシアで約3万人が盆踊り・交流の”輪”

日本との交流促進を目的に、マレーシアで続いている恒例の盆踊り大会が9月20日夜、首都クアラルンプール近郊の競技場で開かれ、およそ3万人の市民が日本の伝統の踊りを楽しんだ。この催しは地元の日本人会などの主催で1976年から毎年開かれている。38回目となった今回は、あいにくの雨模様にもかかわらず、マレーシア人およそ3万人と現地にクラス日本人およそ2000人が参加した。NHK NEWS WEBが報じた。

会場の中央には紅白の櫓(やぐら)が設けられ、日本人学校の男子中学生が和太鼓の演奏を披露した。そして、浴衣姿の女子生徒たちが示す手本に合わせて、全員で「東京音頭」「花笠音頭」などを踊った。マレーシアの人たちは最初は見よう見まねだったが、踊り方を教えてもらいながら振り付けを覚え、やがて会場は一体となって踊りの”輪”が、そして交流の”輪”が広がっていった。

京大・大阪市大発VB 京都ハッカ化粧品 11月発売

京大・大阪市大発VB 京都ハッカ化粧品 11月発売

京都大学と大阪市立大学発ベンチャーで化粧品などを製造するナールスコーポレーション(京都市)は京都市北部の京北築で採れたハッカを生かした化粧品を開発した。11月に発売する。現在使うインド産ハッカを京北産に切り替えて美容効果とブランド力をそれぞれ高める。京都市などと協力し、過疎が進む同地区の地域振興にも役立てたい意向。ナールスコーポレーションは京大と大阪市立大との研究から生まれたアミノ酸「ナールスゲン」の事業化に向けて2012年に設立したベンチャー企業。

大阪税関 偽ブランドなど上半期の差し止め4759件

大阪税関   偽ブランドなど上半期の差し止め4759件

大阪税関は上半期(1~6月)で偽ブランドなど知的財産侵害物品を4759件(10万9742点)を差し止めたと発表した。2005年以降の統計で件数は過去3番目に高く、4年ぶりに10万点をを超えた。品目別の差し止め点数ではスマートフォンの専用ケースなど携帯電話の付属品が、前年同月比68%増の1万9877点と急増し、衣類は61%増の1万7970点だった。。輸入元は中国が差し止め件数全体の95.7%で過去最高だった

10/1「日本酒の日」バッジ購入し、日本酒飲み歩き

10/1「日本酒の日」バッジ購入し、日本酒飲み歩き

「日本酒の日」の10月1日、事前に購入した「さかずきんバッジ」を身につけて、大阪市内を飲み歩くイベント「日本酒ゴーアラウンド2014」が開かれる。参加38店で日本酒一杯が無料サービスのうえ、それぞれ特色を凝らした突き出しを特別料金で楽しめる。全国の酒蔵から蔵元らも参加して、自慢の酒を提供する。バッジは各店で9月30日まで発売している。

LCC増便で8月の関空発着が開港以来最多に

LCC増便で8月の関空発着が開港以来最多に

新関西国際空港会社が9月19日はっぴょした8月の関空の運営概況(速報値)によると、国内線、国際線を合わせた全体の発着回数前年同月比9%増の1万2619回となり、開港以来最多を記録した。格安航空会社(LCC)の新規就航や増便が主因だ。

全体の旅客数は6%増の186万8269人と、8月として13年ぶりに180万人を超えた。国際線の外国人旅客数は34%増の55万9340人と公調を維持し、単月で過去最多となった今年4月に次ぐ水準。大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の「ハリー・ポッター」の新エリア目当てに多くの外国人が訪れた。東南アジアからの客の伸びが大きかった。国際線の日本人旅客数は7%減の65万7140人だったが、「国内旅行の県庁を背景に国内線は3%増の62万1081人。

 

病気や塩害に強いイネの新遺伝子発見 愛媛大など

 

 

 

 

 

 

病気や塩害に強いイネの新遺伝子発見  愛媛大など

愛媛大学と農業生物資源研究所の共同研究グループは、イネから病原菌や塩害、乾燥に強く、光合成の能力も増す遺伝子を発見した。1つでこれだけ多くの遺伝子の働きを高める遺伝子は、これまで知られていないという。

同研究グループは、様々な遺伝子の働きを制御するHAP2たんぱく質の遺伝子(HAP2 E)を取り出した。HAP2遺伝子の働きを強めたイネをつくり、既存のそれぞれ優れた特性を持つ品種「あそみのり」「戦捷」「日本晴」などと比較し、病気のかかりにくさや、塩害や乾燥に対する強さなどを調べた。病気に強く、塩害が起きている地域や乾燥地帯で育つ新品種の開発に役立つと期待される。