月別アーカイブ: 2014年10月

宮崎県が食品加工の支援施設「フード・オープンラボ」

宮崎県が食品加工の支援施設「フード・オープンラボ」

宮崎県は食品関連の試作加工施設「フード・オープンラボ」を、宮崎県食品開発センター (宮崎市)の敷地内に開設した。県内の食品加工企業者らが試作品を開発、食品営業許可に基づいて、市場調査できる体制を整えた。導入設備を含んだ総建設費は約1億6000万円。今後ラボを拠点に、県内の農水産資源を生かした商品開発と販路拡大による食関連産業の振興を狙う。

コロワイド カッパHDの買収発表 工場を相互活用

コロワイド  カッパHDの買収発表  工場を相互活用

コロワイドは「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイトホールディングス(HD)を買収すると発表した。株式公開買い付け(TOB)と第三者割当増資を組み合わせ、カッパ株の50.5%を取得する。全体の投資額は最大305億円を見込む。買収終了後に両社は、工場の相互利用などで連携を進め、経営効率化につなげる。

6カ国40地方政府が参加し、奈良市で東アジア会合

6カ国40地方政府が参加し、奈良市で東アジア会合

日本、中国、韓国、インドネシア、ベトナム、マレーシアのアジア6カ国の地方自治体関係者が共通の課題について話し合う「第5回東アジア地方政府会合」が10月28日、奈良市で開かれた。会合には6カ国から合わせて40地方政府が参加した。今回は「地域経済の振興」「まちづくり」「観光振興」の郭テーマに分かれ、首長らが活発な議論を交わした。

ふぁんじゃぱん KLに「メードインジャパン・ショップ」

ふぁんじゃぱん KLに「メードインジャパン・ショップ」

ふぁんじゃぱん(東京都千代田区)は10月28日、マレーシアのクアラルンプール(KL)に日本製品やサービスを紹介するアンテナショップ「メードインジャパン・ショップ(仮称)」をオープンすると発表した。店舗は2015年初めの完成を予定している。同店をアジア地域における日本の製品・サービス・情報の発信拠点として、マレーシアおよびマレーシアを訪れる観光客を対象に、世界に誇れる日本製品やサービス(おもてなし)をアピールする。

11月1~3日エコ実践へ「ロハスフェスタ in 万博公園

11月1~3日 エコ実践へ「ロハスフェスタ in 万博公園」

おしゃれに楽しく身近なことからぜひエコの実践をと「第22回ロハスフェスタ in 万博公園 」が11月1~3日、吹田市の万博記念公園・東の広場で開かれる。不要になったダウンジャケットや羽毛布団などダウン50%以上の製品を回収し、再生羽毛「グリーンダウン」として再利用する「ダウン回収プロジェクト」など、400以上のブースが出展予定。例年8万人以上が来場する関西最大級のイベントに、今年は人気者の「くまモン」もステージに登場して盛り上げる予定。

 

 

コメ先物値上がり 「東京コメ」が安値から7%高

コメ先物値上がり 「東京コメ」が安値から7%高

コメ先物が上昇している。大阪堂島商品取引所の「東京コメ」は10月28日、60㌔当たり7740円と10月中旬に付けた安値から7%高となった。「大阪コメ」も10月中旬の安値から2%高い水準で取引された。コメ先物は需給の緩みを背景に昨年から下落傾向が続いていた。農林水産省は11月30日には、10月15日時点での作況を発表する予定で、夏の日照不足と低温が原因で、中国地方や九州地方など西日本で平年の収量を下回るとしていた9月15日時点の作況を、さらに下方修正する可能性がある。

東太平洋クロマグロ漁獲枠協議 特別会合始まる

東太平洋クロマグロ漁獲枠協議  特別会合始まる

東太平洋のクロマグロ漁獲枠などを話し合う「全米熱帯まぐろ類委員会」の特別会合が10月27日午前(日本時間28日未明)、米カリフォルニア州ラホヤで始まった。7月の年次総会では、日本とメキシコの主張が対立し、結論が出なかった。会合は3日間の予定だが、難航も予想される。

グランフロント大阪オープンから来場者7800万人突破

グランフロント大阪オープンから来場者7800万人突破

JR大阪エキ北側の大型複合施設「グランフロント大阪」(大阪市北区)は10月28日、2013年4月26日のオープンから今年10月25日までの間で来場者数が7800万人を突破したと発表した。開業から2年間で計7300万人の来場者を見込んでいたが、1年半未満で達成した。アジアを中心とする外国人観光客が増えたことが寄与した。

マレーシア~シンガポール鉄道 日本が支援に前向き

マレーシア~シンガポール鉄道 日本が支援に前向き

マレーシアのクアラルンプールとシンガポールを結ぶ高速鉄道(HSR)プロジェクトに関して、英字紙「ニュー・ストレーツ・タイムズ」は2020年までの実現に向けて、日本政府が支援の提供に前向きだと報じた。

国土交通省の担当者によると、日本政府は高い安全性を誇る新幹線の技術や専門知識を共有することに前向きで、マレーシア、シンガポール両国政府に対する技術訓練やハードウェア、ソフトウェアなど各方面での支援を行うことができるとしている。また、新幹線の導入が決定した時は、政府開発援助(ODA)を通じて、資金を注入することも計画しているという。日本国内の新幹線網は全長2400㌔㍍に及んでおり、高い安全性が売りで、50年間、運行中の事故による死亡者は1人も出していない。レスポンスが伝えた。

真鯛に伊予柑の香り 愛媛県研究センターが加工技術開発

真鯛に伊予柑の香り 愛媛県研究センターが加工技術開発

愛媛県農林水産研究所水産研究センター(愛媛県宇和島市)は、養殖真鯛(マダイ)に伊予柑(イヨカン)の香りを効率よく加える技術を開発した。ジュースの製造時に回収されるイヨカンの精油を飼料に少量加えた。年内にも出荷が始まる見通しだ。

飲料製造会社のえひめ飲料(松山市)と共同で開発した。イヨカンの果皮に含まれる精油を使う。マダイの重さの0.1%分にあたる精油を飼料に加えると、魚の脂肪分に香り成分が移る。出荷の2週間前からイヨカンの精油を加えた飼料を与え始めれば、いけす内のマダイに行き渡るとみている。